🎶まーさかり かーついだ きーんたろう....
あれれ、この続きってどうだったっけ?
先日行われた在ミラノ・北イタリア日本人会主催の「本の市」でシッター先のママさんはツインズのために数冊絵本を購入したが、その中に「きんたろう」があった。
桃太郎・浦島太郎・金太郎...金太郎は鉞かついでクマにまたがっている印象しかない。
しかし、本当は金太郎が一番大物かも?!と初めて知った。
金太郎は、坂田金時の幼名。実在したかどうかは、不明だが、それらしき説話、伝説は語れ継がれているわけだ。
時は天暦10年(956年)5月、宮中に仕えていた坂田蔵人(くらんど)は、彫物師十兵衛の娘、八重桐(やえぎり)と結ばれ、金太郎が生まれた。
まもなく父・坂田蔵人は亡くなってしまうが、金太郎はすくすくと成長。足柄山で熊と相撲をとり、母に孝行する元気で優しい子供に育った。
天延4年3月21日(976年4月28日)、金太郎は、足柄峠にさしかかった源頼光と出会い、その力量を認められて家来となる。名前も坂田金時(きんとき)と改名し、京にのぼって頼光四天王の一人となった。
坂田金時は、寛弘8年12月15日(1012年1月11日)、九州の賊を征伐するため築紫(つくし・現在北九州市)へ向かう途中に病で死去。現在の岡山県勝央町には、金時を祀った倶利加羅(くりがら)神社が立てられ、今日の栗柄神社につながっているという。
ちなみに、「金時豆」の名前の由来はこの坂田金時から来ているそうだ。また、息子の坂田金平は「きんぴらゴボウ」の由来となっていると言う。
ツインズたちに読み始めていたら、子供たちはもちろん、私自身もわからないことばかり。源家の家系図を調べてみた。最近は待っているNHKD大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の絡みもあって興味津々。まあ面白い。
こちらは、歌川国芳による『坂田怪童丸』 天保7年(1836年)頃
怪童丸と巨大な鯉の組み合わせは、共に端午の節句飾りのモチーフ。
ところで、ツインズが取っ組み合いの喧嘩をするようにってきた。
ツインズはやんちゃだけれど、きんたろうのように健やかに育ちますように。



