仕事納め | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

今日は仕事納めであった。

 

そして、年内最後の木曜日。木曜メルカートがあり、プロポリスが切れてしまいそうで、どうしても欲しくて、仕事へ行く前にメルカートへ寄ってきた。8時前に着いたが、すでに魚屋の前には数人の列ができていた。はやっ!

 

お目当のハチミツ屋へ向かうと、店主のステファノがこちらに向かって歩いてくるではないか!「チャオ!プロポリスが切れちゃうから、仕事前に寄ったんだけど、ある?」と聞くと、「魚屋をのぞきに行こうと思ってたんだけど、いいよ!」と言って一緒に屋台へ戻ってもらったが、何も出ていないではないか!「どこに入れたかな....」車の中のケースというケースを探し、はじめは小瓶を頼んでいたけれど、「まあいいわ、大瓶ちょうだい!」といって50ml入りのをもらった。「これでワクチン知らずで居られるよ!」という。確かにこれでしばらく風邪もインフルエンザも引いていない。口内炎かな?と思ってもこれを一滴口に含めば翌日には治ってしまっているほど、魔法の薬なのだ。一家に一本!13ユーロ!

 

ついでに毛糸屋にも寄った。友人のベストを編んでいるが、微妙に糸が足りそうな足りなさそうな感じで心配だったので、あれば購入しようと思っていたら、終わったよ!という。えー...いろんな色の混ざったモヘアを一玉購入。その中に欲しい色が混ざっていたので、その部分を使えばギリギリできるかもしれないし、万が一の時は、来週また来よう、と思った。

 

自転車でメルカートへ出かけたが、そのまま仕事へ向かってしまうと、帰りが暗くて怖いかも...どこか地下鉄の駅に置いていこうか...毎回どこかへ駐輪するたびに、戻ってきてそのまま自転車が無事に置いてあると、奇跡だ!と思う。さすがに、あそこまで年記が入っていると、持っていく人もいないのかもしれない。まあそこがいいのだけれど!結局時間に余裕があったので、家までかえりアパートの入り口に置いて、そのまま仕事へ向かった。

 

ところで、シッター先の家族は明日の早朝クレモナに出発すると言う。

 

一般の会社のように納会を開いたり、早めに仕事を切り上げて盛大な忘年会に突入!なんてことはあるはずないのだが、偶然にも昼食後ゆったり彼ら家族と共に過ごせた。

 

とはいえ、年内最後の今日もツインズたちはエネルギッシュであった。

 

昼食後、椅子に座ったまま長男はウ⚪️チをしてしまい、オムツの脇から絞り出されるようにそれが出てしまい、立ち上がった瞬間、ズボンの裾から落ちたことに私もママさんも気づかず。なぜか床に茶色いものが落ちている...と思ったら、それだった。しかもお兄ちゃん踏んづけているではないか!このケースはすでに二度目。座ったままされてしまった際は、すぐにオムツを替えないといけない。そしてすぐにお風呂に直行だった!

 

笑ってしまうのは洗濯物を干していると、何かしら盗んで再び洗濯機に戻したり、濡れたまま箪笥にしまってしまう。昨日は乾いたママさんのパンツを弟は頭にかぶっており、それが首まで落ちて外れない!と大騒ぎ。


ふと気づくと、今度は私がおやつに食べようと思い、アルミホイルに包んで持って行っていたパネットーネに二人してかぶりついているではないか!はじめは悲鳴を上げてしまったが、もう驚きを越え、笑いが止まらず、仕事中のパパさんがどうしたっ?と言って、駆けつけたが、私のパネットーネをバッグから盗んで食べていたと知り、呆れかえっていた。

 

今朝、ママさんは検診があり一人出かけて行ったが、医師に3人目は”ポルペットーネ”と呼ばれたそうだ。肉団子か???爆

 

それにしても、私は何を勘違いしたのか?31日まで仕事があると思い込んでいたので、あと一日、あと一日...と自分に言い聞かせていたが、帰りがけにボナンノ!良いお年を!と言われ、そうだったわ...といきなり心が軽くなった!

 

もう寝不足も足腰の痛さも麻痺状態だったが、急に体が楽になった感じ。現金なものだ。空手の稽古も休みになり、何か手持ち無沙汰というか寂しい。

 

帰りがけにメールチェックをするとパパさんからメールが入っていた。毎月新しい月に入ると、前月の勤務時間云々が上がってきて、それに署名すると、入金されるシステムになっているが、年末なので、年内最終日に手続きができるよう、諸手続きに目を通し署名する内容であった。年内最後に気を利かせてくれたようだった。

 

10ヶ月間頑張って働いてこれたことに感謝し、新しい年も頑張ろうと思う。