クリスマス 2021 〜 その2 クリスマスイヴ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

クリスマスイヴ。

 

シッター先の家族はクレモナへ行き、仕事も半ドン。家の片付けをし、中華街へ買い出しに出かけた。

 

中華街はクリスマスのイルミネーションは飾られているものの、忙しなさはなく通常通りだった。

 

前から気になっていたパスティッチェリア”Martesana”のマリトッツォを先週通りかかった支店で買おうとしたら売り切れだった。そうなるとどうしても食べたくなるものである。中華街の外れにある店舗に行ったら4つあった。今思えば全部買っておけば良かったが、夫は甘いものを食さないので、次男の分と2つだけ購入。甘すぎず、胸焼けもなくそれはそれは美味だった。ちなみに1つ3.8ユーロ。小さな贅沢。

 

 

一度帰宅し、深夜ミサの後に聖歌隊の指導者に渡したい手袋を作り終えた。

 

 

 

 

それから髪の毛を切りに出かけた。夕方なのに思いの外混んでいた。

 

家族で食事。夫も次男もカトリック信者ではないし、宗教色はなく普通の食事。プレゼント交換もない。次男に関しては、12月生まれであるので、すでに今回は少し高めのスケートボードを購入しているし、クリスマス後のスキー代も出すので、これでプレゼントは多すぎるでしょ。

 

クリスマスのミサは深夜0時からで、聖歌隊の集合は23時半であった。こちらは教会前の大きなプレセピオ。ベニア板でできていた。

 

 

 image
 
非常に質素なお御堂であるが、それはそれでクリスマスにふさわしい。

 

 プレセピオに初めて赤ちゃんである、ジェスー・バンビーノが飾られた。
 
さすがに感染(疑惑も含め)の声を身近で聞くようになった。なので実家に移動することも親戚の集まりもなし、と言うイタリア人の友人が多かった。
 
深夜ミサはこんなものだろうと思っていたが、周りは少ないわね〜、と言っていた。逆に早い時間(18時)のミサの方は人数が多かったようだ。感染を恐れる人、寒さや様々な理由があるだろうが、ミサ後のスプマンテとパネットーネやパンドーロのお祝いも一切なし。少し寂しいものがあった。
 
まだまだコロナ禍の影響は大きく、躊躇している人が多いということだろう。先行きは未だ見通せず、困難な状況が続くかもしれないが、命を守る道を進んでいけますように。