クリスマスコンサート | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

今年は例年のような忘年会、アペもパーティも自粛され、静かだが、自分自身疲れ切っていてちょうどいい感じ。

 

とは言え、今週いくつかの予定の返事待ちで一つの食事会を断った。するとコンサートのお知らせが...

 

地元の教会でのコンサート。長男がカテキズモを受け数年出入りしていた教会で、次男が通った小学校前にあり毎朝彼を送って行った帰りにお祈りに通っていたところだ。

 

ところで、日本で年末のコンサートといえば「第九」が定番だが、欧米では「くるみ割り人形」が多く、お店のショーウィンドウもくるみ割り人形をよくみかけるようになる。

 

 

 

 ミラノ マルケージ・ガレリア店のショーウインドウ
 
「くるみ割り人形」はドイツの民芸品として有名で、ひげを生やし鮮やかな色の制服をまとった兵隊姿。原作は、ドイツの作家ホフマンの「くるみ割り人形とねずみの王様」という童話で、作曲はチャイコフスキーのバレエの組曲。
 
先日書いたCD「音楽のくすり 〜 子供の心の栄養剤」では「くるみ割り人形」の「花のワルツ」もあり子供たちには聴かせ続けたが、記憶にあるだろうか。 

 

 

友人の知念さん、ルカご夫妻の教会でのコンサートは毎年5月に行われてきたが、今年はなかった。またクリスマスコンサートではご主人が指導する高齢者のコーラスグループが参加していたが、今年はなく、昨年5月以来の教会でのコンサートとなった。

 

俳優による朗読との掛け合いのコンサートは情景が浮かび上がり心温まるものがある。

 

 

「花のワルツ」の本来はハープの部分のピアノの旋律は圧巻であった。

 

 

 

アンコールはRespighiのNatale Natale.

 

慌ただしい年末でありながら、心に泉が湧いたようであった。