タータ日記 〜 その19 アンコーラ!アンコーラ! | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

最近のツインズ達は、何をやっても”アンコーラ!アンコーラ!”の繰り返し。

 

そういえば、子供達が小さい頃よくイタリア語版のテレタビーズを見ていたが、テレタビーズは何かお気に入りの事があると、”アンコーラ!アンコーラ!”といって何度もおねだりする事を思い出した。あれは、英語版や日本語版ではなんと言っていたのだろうか?

 

ところで、ツインズ達は、毎朝私が家に着く途端、本を読んでくれ!とせがんでくる。常にお気に入りの本はエリックカールの本なのだが、最近は4つのストーリーの中に入っている“Il piccolo Ragno Indaffarato“ (英題:”The Very Busy Spider”、 邦題: 「くもさんおへんじどうしたの」)が大好き。

 

くもの巣を必死に作っているくものところに、つぎつぎと動物がやってきては声をかける物語。

 

ページをめくって動物が出てくるたびにその鳴き声をツインズ達は真似をするのだ。特に得意になっていうのが、牛の「ムーっ!」とふくろう。兄は「ホー!ホー!」と言うのに、弟の方は「フーっ!」と息を吐く音。なんだ?この違いは....爆

 

この本は朝私が着いてから帰るまで何度も読まされるのだ。

 

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他にも、日本語バージョンも出ている水玉模様のうさぎのピンパの作者であるアルタンの絵本を我が家から持って行ったら、これまた大好きで毎日何度も何度も繰り返して読まされる。

 

小さな丸いパッリーナに顔を描き、手足もつけると、牛乳を飲み、帽子をかぶり、飛行機に乗って山を越え、坂を転がりクッションに落ちて、電気を消して、月の灯りがつきました〜、というお話なのだが、ページごとにジェスチャーをしながら読んでいたら、それを全て繰り返すようになった。

 

「La fine. おっしまい!ア・ドマーニ!また明日。ボナノッテ!チャオチャオ〜!と私が毎回最後にいうと、二人は手を降って「バイバーイ!」と言う割に、本を再び表紙側にし、まだ言葉にはならないのだが、ジェスチャーでまた読んで!という。「アンコーラ?」と聞くと、うんうんと頭を振る。ア・ドマーニじゃないじゃん!爆

 

極め付けは、イタリアのお遊戯の一つである”girogiro tondo”または”girotondo”と呼ばれる、日本の「かもめかもめ」のような遊び歌。

 

手をつないで歌いながら、周り、

 

🎶Giro giro tondo
Casca il mondo
Casca la terra

tutti giù per la terra

 

ぐるぐる回る世界は回る

地面がひっくり返ったら

みんな地面に転がっちゃう

 

tutti giù の部分でしゃがむのだが、これまた何度もアンコーラ、アンコーラになるのだ。最近また膝が痛くなってきたのにしんどいわ。苦笑

 

以前、託児所付きの外国人ママ向けのイタリア語教室のイタマで乳幼児をみるボランティアを6年やっていたが、ここでも毎回3−4歳の子供相手に、これまたジロトンドの繰り返しだったことを思い出す。あの時は、まだ40代で膝痛もなかったんだわ。


今や、お腹に二人乗せてブランコのように腹筋したり、でんぐり返し(これは私はやらず)も、椅子から飛び降りてくるところを抱きとめるのも、アンコーラ!アンコーラ!


体張ってます!

 

 

いまだにitamaのホームページには、子供達と一緒にジロトンドしている画像が載っており嬉しい限り。