夏休み明けからいろいろなことができるようになってきたツインズ。
生後13ヶ月半。あんよの方はあともう一息、といったところだろうか。ボックス内では、ほぼ捕まらず(ボックスの縁を触れるか触れない状態)、四辺を動き回る。ただ、目を離し、二人が横に並んでしまうと危険なのだ。というのも、弟が何気に兄の髪の毛を背後から引っ張ったり、押し倒したりするからだ。今までは、兄はただ泣くだけが、最近危険を感じると逃げるようにはなったが、泣かされていることの方が多い。また、10回に1回くらいは弟を押し倒したり、最近では弟の足首をかみついたようで数日歯型の跡が付いていた。まあ男の子の兄弟だし、喧嘩は仕方ないな...と思いつつ、ママさんは妹、パパさんも妹の二人姉妹と兄妹なので、その辺は理解ができないのか頭から弟を怒鳴りまくる。
「ジョジョ(兄)が痛いでしょう?ごめんなさい、言おうね。」というと、弟はペンペンと自分の頭を叩く。だったら、初めから兄を叩くなあ!と思う。苦笑
いろいろとコミュニケーションが取れるようになってきたが、さすがにジェスチャーはイタリア人だなあと思う今日この頃。両手の手のひらを上に向け、”ノンチェ”ないよ、とか同じ手の状態で肩を竦めるポーズをする。さすがにそれは日本人の子供はしないなあと思う。
またご飯を食べて、「美味しい」の”ブオーノ”はこうするんだよ、と人差し指を頬に当て、指を揺らすが、なぜか弟は頬をパンパン叩く。そういえば、長女も乳児の頃、よくそうやっていた。すると、父が「美味しいかあ。そっか美味しいかあ。」と目を細めて喜んでいたことを思い出す。
「違うよ.こうでしょ。」と言って、人差し指をだすと、自分もその指先に合わせるように人差し指を出してくるので、それを頬に当てさせると、なぜかおでこの脇に持っていく。それはおつむてんてん、くるくるパーだよ...爆笑
本の読み聞かせや、歌は動物の鳴き声関係が多いのだが、ある時、私が猫のペンダントヘッドのついたアクセサリーを長めに胸の中にしまっておいたが、ふとTシャツから出てしまうと、弟の方は「マア」と言った。私が「ミャーオ」というと、「マア」と言う。あれ、これはミャーオのつもりなのかな?と思い、ママさんに報告すると、そうなのよ、前日からクレモナの家にいる猫を「マア」と呼び出したのよ。と言っていた。
「試しに犬はなんていうの?」というと「バウバウ」というから、驚いた。それから、見るもの見るもの「マオ」か「バウバウ」に分かれるようになったから笑ってしまう。ウサギのぬいぐるみは「マオ」。うん、まあ...そっちか?と思ったが、私のTシャツに描かれた鳥の絵を見て、「バウバウ」。うーん、それには無理があるぞー。牛やクマの絵を見ても、「バウバウ」。...
ちなみに兄の方はまだ動物の鳴き声は口にしない。ただ、「ご飯だよ」、というと呟くように「パッパ...パッパ...」というから、笑ってしまう。
ところで、二人のお気に入りの遊びは、知育玩具のディノザウルス。カラフルな様々な形の容器を重ねていったり、ディノザウルスには3つのブロックに対応した形の穴があいていて、ブロックをディノザウルスの中に入れて形合わせをして遊ぶのだが、初めは力づくて形が合わなくても入れようとするが、ちょっとずらしてぽこっと入る。それが初めは単なる偶然なのだが、何度も繰り返すうちに、わかるようになっていく。そこはお兄ちゃんの方がすごい集中力でどれも一発で入るが、弟は常に力づくて入れようとするから、性格の違いだなあと思う。二人とも、うまくブロックが入ると、両手を挙げて「イエーイ!」といって拍手をする。それを永遠に繰り返す。その度に「ブラーヴォ!」といって誉めまくる。
子供の出来た!という満足した顔というのは、幾つになっても嬉しいもの。私は自分の子供を必要以上に、そして大げさには褒めはしなかったなあと思う。「イタリア人のパパとママは皆褒めるのに、なんでママは褒めてくれないの?」と小学校低学年時代の長女に言われたことを思い出す。その辺の文化背景の違いは大きいと思う。
褒めて育てれば自己肯定感は養われる気もするが、褒め過ぎれば図に乗ることもあると思ったものだ。30代半ばのツインズのママさんを見ていると、今だにご両親から蝶よ、花よ、と育てられた感があるが、仕事上の様子を端から伺っていると、現実に会社でもちょっと注意されたり、疎外感を感じると傷つきやすく、うっかり意見は言えないな...と思ってしまう。
個人的には、叱られたり注意されたりすることで自分のどこがまずかったのか、いわば失敗を糧にすることができるが、何でも褒められ肯定されてだけして育つと、未熟なまま、特にそこそこ勉強だけが出来ると、頑張らないまま育ってしまっている大人が多く、社会に出た時、折れやすくなるのでは?と思う。
子育ては難しい。だから面白いのかもしれない。
