9月に入った。
9月には秋の情景が目に浮かぶ、「長月」や「稲刈月」のほかにも、「紅葉月」「菊月」「菊咲月」彩月」「梢秋」「「寝覚月」と言う呼称がある。
とは言えいろいろな呼び名がある中で「長月」が主流だろう。
「長月」の由来は 旧暦の9月は、だいたい現在の10月にあたる。 旧暦9月は秋の最後の月とされていて、日中でも少しずつ風に涼しさが感じられるようになり、秋がだいぶ深まっていく。秋が深まると日が暮れるのが早くなるため、夜が長い月という「夜長月」が略されて、「長月」となったといわれている。
また9月2日の色は「葡萄」と書いて「えび」色と言うのだそうだ。
古くから高貴な色とされてきた濃い紫色。古来、ブドウは「葡萄(えび)」と呼ばれており、この色は「葡萄葛(えびかずら)」と呼ばれていた山ブドウに由来する。秋とともに深まる山ブドウの豊潤な色合いが表現されている。
ところでミラノは今週末からデザインウイーク、そして、世界最大規模のインテリア・家具の見本市「サローネ・デル・モービレ ・ミラノ」(Salone del Mobile.Milano / ミラノサローネ国際家具見本市)が始まる。
毎年世界中から30万人もの人が参加するイベントであるが、昨年春のイベントが秋に延期され、そしてこの9月になった。
余談だが、2021年8月28日付イタリア共和国保健省命令によると、日本、アメリカ合衆国あるいはカナダからイタリアに渡航する場合は下記のようになったそうだ。(10月25日まで摘要)
①デジタル旅客位置情報フォーム(dPLF)の記入し、また②ワクチンの2回接種完了後に発行されるイタリア当局発行の“COVID-19グリーン証明書”もしくは日本の居住自治体発行のワクチン接種証明書などそれと同等の証明書を、搭乗の際、航空会社または検査担当全者に提示、③ イタリア入国に先立つ72時間以内に行われた鼻拭いによる分子検査または抗原検査を受けて陰性だという証明の提示。
そして、日本への再入国前には、PCR検査をイタリア出国前72時間以内に実施する必要がある。日本外務省が発行したサンプルの陰性証明書をダウンロードし現地の検査機関にて記入する必要があるようだ。
そして日本到着後も、空港にて再検査をし、自宅にて14日の自己隔離義務...とまだまだ移動は厄介で、出張者もまだまだ拘束が多い分少ないようだ。
また、ホテルのチェーンも再開する。デザインからファッションウィークまで、ホテル客室の80%が9月に利用可能になる。1日も早い経済の回復を期待するが、アジアからのツーリストはもう少し時間がかかりそうだ。
とはいえ、本格的な秋の到来が楽しみ!


