
本日8月25日イタリアでのコロナの状況:7,548件の新規症例と59人が死亡。現在のコロナウイルスに感染している陽性被験者は合計135,724人。陽性率は 3.1% (約3.08%)病床数 は-13(昨日+108)で、合計4,023人が入院している。
一方、こちらは一年前の2020年8月25日の状況。
新規症例 878名
死亡 4名
陽性被験者は合計72.341名
感染者数が思い切り減っているのかと思いきや、効果の程はどうなのだろう。実際ワクチン接種が12歳以上全国民の70%近い今年の方が、感染者数が約10倍近くと多い?検査数が圧倒的に増えていること、現在主勢のデルタ株の感染力が非常に強いこと、また感染者、死者、重症者のほとんどがワクチン接種を済ませていない、とニュース、新聞では強調しているが、決してグリーンパスがあるから安心、問題がないと言うわけではない。(ただ重症化しない、死に至らないという謳い文句) マスク、除菌、そして免疫力には常に気をつけたい。
ところで、イタリアでは9月1日(水)より、グリーンパスの義務が運輸、学校(職員)、大学(職員及び学生)にも拡大される事になった。8月6日以降、すでに施行されている措置(屋内のバールやレストラン、プール、スポーツクラブ、美術館、映画館など)に、飛行機(国内線、欧州線)、電車、中・長距離バス、船、フェリーで旅行する必要がある人は、今後も必要となる。また、マスク着用と社会的距離を保つのは今まで通り。
ちなみに、市内のバスや地下鉄、トラムにはグリーンパスは不要。
政府はグリーンパスの有効期間は9か月のところ1年にする見通し。
とはいえ、グリーンパス反対者も多く、最近でもトリノ、ミラノ、ローマなどの都市でデモlが行われている。何れにしても、グリーンパスがなければ、48時間以内の抗原検査の陰性証明、または半年以内にコロナ感染から完治済み証明書が必要となる。
いよいよ、新年度としてスポーツを始めいろいろな教室も再開するが、どこも毎回グリーンパスを提示するのだろうか?ワクチンを受けていない人は毎回検査をしてまで復帰するのだろうか?何かと気分的にもすっきりしない。
とはいえやっと(といっても9月半ばから)新学期。子供達の学校生活、教育の機会が失われませんように。

