昨日朝顔が2つ開花した。そして今朝3つ開花。
すると、同時期に芽が出てからお裾分けした友人からも咲いたよー、と連絡が入った。
兄弟姉妹だ。とは言え、おなじガクの種から生まれても日当たりや向き、土の状態、水のあげ方などでもかなり成長は変わってくる。
ところで発芽し、双葉が出て来ると、小学生の頃に観察して書いた観察日記のことを思い出す。
双葉に本葉。そして葉の筋や色を描いた記憶が蘇る。
それからの成長。待ちに待った開花、結実、そして老化。光合成という言葉もこの時初めて学んだ。
それは人間以外の自分とは違う形 を持ち、自分とは違う生き方をしている生物の一生を観察し、はじめて「生死」に関する「尊重」する気持ちを覚えたような気がする。
余談だが、そのあとにおたまじゃくの成長を観察したはず。
朝起きは苦手だが、朝顔を観察するためには苦にはならなかった。また、咲いた朝顔でよく押し花も厚い広辞苑に挟んで作ったものだ。色鮮やかで、アイロンをかけたようにビシッと、それでいてペラッとパラパラ薄い押し花が愛しく思えたものだ。
夏の風物詩である朝顔。
子供の頃から馴染みがあるだけに愛着を感じる。
今年はいくつ花を咲かせてくれるだろうか。数えるのが楽しみだ。


