かれこれ7年前、ミラノ万博のプロモーションで嘉門達夫氏がミラノに来られ、友人が企画した嘉門達夫氏のライヴに出かけた。当時55歳になったばかりの嘉門氏の所信表明的な曲、”55カモン”が収録されたCD”Go!Go!Come on!!"までノリで購入してしまったのだが(!)意外に好きで、55歳ってどんな歳なのだろう...と、当時40代後半の私は思っていた。
...と前置きが長くなったが、7月27日で55歳を迎えた。今までとあまり変わらないな。爆 というか、自分は変わらないのに、年の取り方が急速すぎて恐ろしい。
ところで、数日前、ミラノの友人たちが誕生会を開いてくれた。飲兵衛の多いメンバーではあったが、それでもデザートも豊富だった。
沢山のろうそく。一気に吹き消せるかと思ったら、思いも寄らず3回もかかってしまった。肺活量ないなあ。笑 ちなみに赤い服を着ていたら、山本リンダを歌え〜!踊れ〜!とリクエストする友人たち。はあ?
ところで、誕生日当日は、朝から母くらいの年齢のお友達と朝バール。2時間半もおしゃべりに花が咲いてしまった。ケーキ屋さんでもあったので、自分用にバースデーケーキを買っていこうかと思っていたが、結局自分でズコットを作ることに...
ラムを効かせた自家製あんずジャムを塗ったスポンジに生クリーム、カスタードクリーム、キュウイ、イチゴ、メロンを重ね、再びスポンジ...と繰り返し重ねて数時間置く。↑↑
こちらは数時間後逆さまにした状態。↓↓
夕方になり、急遽家族で外食することになった。さあ、どこへ行こうか。今日長女は仕事に出ているのだろうか?と電話をすると、オフで彼と郊外のイケアにいるところだったという。今から食事に行こうと思うんだよね、と言うと是非参加したいというので、急遽行き先を決め連絡し、現地集合となった。
長女の彼は、私の大好きなイケアのダイムを誕生日プレゼント、と言って持ってきてくれた。笑 アーモンド入りミルクチョコレートだ。食べると止められなくなってしまう。
彼と長男は初対面だった。次男はむすっと一言も話さないが、長男とはいい感じに会話をしていたなあ。結局彼にすきやきを食べてもらおうということになった。(あれっ誕生日は私なんですけど...! 笑)
在伊28年。夏に帰国しなかったのはたったの2回。東北の震災があった年と今回だ。それ以外は常に実家にいたので、誕生日は常に両親、そして一人ずつ増えていく子供達と共に祝ってもらうことが多かったのだなあと改めて実感。
それにしても、このコロナ禍で生活は一変してしまった。それは誰もがそうだろうが、夫の旅行業はそうそう戻ってきそうにないし、父の他界で思いもかけず日本で10ヶ月間も母と二人きりで過ごし、思いを抑え、耐えることも多かったが、多分生涯でかけがえのない時期を過ごせたのだと思う。
子供達が大きくなり、少しはゆっくりできるようになるかと思っていたが、仕事を始めたおかげで更に慌ただしい生活。笑
この秋以降、ワクチン接種が進み、世の中はどう変わっていくのだろう。
とはいえ、人生も世界も予測不能。苦しいこともあるけれど、それを辛いと思うか、面白いと思うか捉え方によって人生も変わってくることだろう。
沢山の方からFBを通じ、また個人的にもメッセージを頂き、改めて多くの人に支えて頂いて生きているのだと感じる感謝の日であった。
生まれてきて本当に良かったと思う一日だった。







