ワクチン接種 〜 2度目 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 
昨日2度目のワクチンを接種してきた。
 
前回、建物に入り、マスクをしながら螺旋状に上がっていく坂は息苦しく、今回はエレベーターで上がった。会場は2階。日本の3階にあたり、しかも元見本市会場だ、天井は高い!そして、そこまで自転車で出かけたので、すでに息切れしている状態だった。この暑い中、余計なエネルギーは使いたくない。
 
入り口で番号札を貰い、3分後にはチェックイン。相変わらずスムーズだ。そこでファイザー製を接種する人は、黄色の紙に”Phizer “と書かれたものを、アストラゼネカ製の人は白い紙に” Astrazeneca”と書かれたものを渡された。その先、進路を進んで行く際間違いを避けられるということか。
 
その後ドクターによる問診。「アレルギーは?」「No!」「コロナに感染したことは?」「No!」「妊娠の可能性は?」一瞬は?と思い、「mai, mai, mai, mai!」やたらあり得ない!と強調。爆 20歳若くてももういいわ!エネルギーが吸い取られる〜笑
 
余談だが、「今回は多少の副作用があるかもしれないからね、熱が出たらタキピリーナだよ」、と言われた。
 
その後、待合室へ。
 
 
直ぐに若い女医さんに呼ばれた。T子さんですね?名前だけ確認され前回のような無駄話はなし。全く痛みもなく終了。その後15分待機。問題なく帰宅。(リーの葬儀へ直行)
 
 会場出口には”GRAZIE"(ありがとう)とあった。
 
ところで、本日夕方の政府の発表によれば、イタリアでは、57.409.238人がワクチン接種をした。そのうち、12歳以上の総人口43.73%にあたる、23.620.191人がワクチン摂取を完了した、とあった。
 
とはいえ、今になってロンバルディア州のコロナ感染者の曲線は再び上昇している。とりわけ、若者の間での感染が増加中だという。デルタ株の感染症例がアルファ株を追い越した。 免疫化されていない症例の88%が15〜19歳のグループで最も高い発生率なのだという。
 
 
ついにデルタ株はヨーロッパの主流型となってきたようだ。そうなると、昨年同様想定できるのは、夏の終わりに起こりうる第4波到来。やはりマスク着用とワクチン接種と検査数を増やすべきだとスペランツァ保険省大臣。

 

しかし、ワクチンも6か月後に保護・有効性が低下するという。例えばデルタ株に対して、ファイザーとモダルナワクチンの防御力は90〜95%から85〜90%に低下。これは2回ワクチン接種した人の10〜15%が感染する可能性があることを意味する。アストラゼネカのレベルは70〜75%だったものが65〜70%に低下。単回投与では、20〜30パーセントしか保護されていない。
 
よってファイザーは、3回目の追加ワクチン接種( ブースター)をFDA(製薬販売業者協会)とEMA(欧州医療庁)に新しいブースターの接種許可申請しているという。世界中に普及するであろうデルタ株を標的とするコロナウイルスワクチンの更新版を開発していると発表した。
 
とはいえ、今日は腕の痛みだけであった。ワクチン接種した左腕は上には上がるが、横や後ろに動かすには重い感じがする。また、怠さはがあったが、これは日常の疲れが溜まりきっていることもあり、副作用なのだかどうかさえわからない。アイロンがけが山にあったが、立っている力がなく、午後はずっとウダウダ寝転がっていた。急に胃腸がおかしくなって数度下痢をしたが、やはり副作用だったのか。でも確かにワインやビールさえ飲む気がしなかった。うん、やっぱり副作用だろうね...。笑 
 
感染症を心配する日から解放されたい!