今日は、シッター先の家族が、ツインズの予防接種のため、郊外の別宅へ出かけてしまっているため不在。よって私の仕事も半ドンにさせてもらった。
そういえば、半ドンの「半」は半分で、「ドン」はなんだったっけ?とずっと考えていた。「どんたく」の略だというが、オランダ語の「日曜日」「休日」を意味する”Zondag"が由来なのだそうだ。とはいえ、「半ドン」という言葉は今や死語なのだろうか?(どうでもいいけど...)
13時ちょっと前に仕事を上がり、長い海外生活に終止符を打ち、近々帰国する友人と食事に出かけた。彼女のリクエストで、ブレラ近くにある手打ちパスタのお店へ。
お店のサイトを見たら、確かに手打ちのパスタを作っているところが見られるブースがあったのだが、実は私たちが座ったテーブルの真横に隣接しており、眺めていると、メニューを指差し、このパスタは2番よ!(ストロッツァプレティ)と教えてくれた。
私はグリチアをオーダー。考えてみれば、(ア)マトリチアーナのトマトソースのないビアンコの状態のパスタであったことを後から思い出した。あれは「グリッジオ」なのかと思っていた。豚の頬のグアンチャとペコリーノを使用しているわりに意外にさっぱりしているのだ。
それから、サンマルコにある中国人の友人であるイーウィンちゃんのお茶屋さんに寄らせてもらった。非常に落ち着いた佇まい。たった一人でロックダウン前にお店をオープン。まだ若いのに(30前後?)よく頑張っているなあと思う。
中国茶や日本茶ばかりか?と思っていたら、紅茶も扱っており、おすすめのアイスダージリンをいただいた。ダージリンは、世界三大紅茶の一つと言われ、「紅茶のシャンパン」と称されるほど香り高い。生産時期の一番早い3-4月のファーストフラッシュであったが、非常に飲み心地が良かった。
ダージリンティーは香りが豊かな事で知られているので、香りからくる癒される効果と疲労回復効果期待。急激に暑くなり、どっと疲れが溜まり始めていたので、丁度良い心地良さだった。
その後、今日から開催されている、友人の竹田デザインでの絵画、陶磁器、ジュエリーのコラボ展覧会へ。
テーマの“DANDAN荷葉団団''は、絵画のように、陶磁器や宝飾品は単なる日常品ではなく、人生を彩る物語の要素であり、文化的な時代の証人でもあるのだという。
古代中国では、人々を慰めるために多くの詩が書かれたそうで、その詩集から着想を得た作品らが展示されていた。
荷葉団団団似鏡、菱角尖尖尖似錐
荷葉団団(かようだんだん)として団(まど)きこと鏡に似たり
菱角(りょうかく)尖尖(せんせん)として尖(するど)きこと錐に似たり。
蓮の葉はまるで鏡のように円いし、菱の実の刺々しいことはまるで錐のようだ。
そして、「風、柳絮を吹けば毛毬走り、雨、梨花を打てば蛺蝶飛ぶ」と続く。
それぞれが独自のあり方を示している。それが全体として美しい風景を織り成しているということ。3人の織りなす美しい世界。それぞれが違った在りようながら、それぞれに本来の在りように安らいでいる。
ホワイトゾーンになり、人の出も良くなり、懐かしい補習校ママ達とも再開。
暑いねー、何か冷たいもの飲みたいねー。アペしてく〜?またまた、ふらふら〜と6時でもまだまだ明るいミラノの街を渡り歩いた。
途中トラムで移動したが、今日は久々1万歩を超えた!
ミラノ、夏に突入!












