シッター先のツインズもついに生後11ヶ月。
知恵も体力もかなり付いてきて、こちらの方がついていけない。苦笑
体は大きいと思っていたが、1ヶ月近く早く生まれた双子なので、やはり成長も発達段階も平均の真ん中くらいらしい。おっとりとしたお兄ちゃんもお座りが上手になり、はいはいは腕で前にでて、右足だけ曲がるが、左足は引きずる感じで、どちらかというと、泳いでいるようにさえ見えるのだが、スイスイ自由自在かなり早い。
弟の方は、つかまり立ちができるようになったと思ったら、いきなりつたい歩きが始まった。”マンマ”と”パパ”と言うようになり、気がつくとテーブルにぶら下がっておりられなくっていたり、まだ回れないが、でんぐり返し状態で床に頭をつけてぐいぐいしていることがある。
また、よだれでシャボン玉のように大きな風船にしたり、お水を飲ませると、口に貯めるだけためて、だーっと口から出す。君は志村けんかい?!爆 また、唇を震わせてブーブー唾を飛ばすようになったのだが、特にご飯やおやつをあげている時に、いきなりされると、食べたものが飛沫になって飛んでくるから大変だ!トマトソースしかり、ビーツやプルーンの紫系、ほうれん草やブロッコリの緑系のドロドロ状態のものが飛んでくるのだからたまったもんじゃない。私のTシャツやパンツやシミだらけ。苦笑
また、意思をかなり表示するようになり、また、後追いもするようになった。ママさん、パパさんが私たちのいる居間を行ったり来たりすると、子供たちが叫んで大変だ。とはいえ、私がトイレに行ったり、キッチンに行くため、一瞬姿が消えるだけでも大騒ぎ。ちょっと嬉しい。笑
それにしても、今時の赤ちゃんはすごい!親や大人のすることをちゃんとみているのだ。教えてもいないのに、テレビのリモコンを持ってテレビに向かって振っている。ちゃんと向きがわかるのか?ちゃんとテレビがつく。どうするのか、みていたら、Netflixに勝手に入って、なにかダウンロードしているではないか?もちろん、全て適当に触ってたどり着いたものなのかもしれないが、途中で電源を切っておいたが、万が一ダウンロードされていては困るので、親御さんに伝えておいた。(大笑いしていたが!)
また、ツインズは私のエプロンのポケットに、タオルと携帯電話が入っているのをちゃんとみており、後ろから回ってきてそーっと携帯を抜くのだ!(スリかいな?爆)そして、これまた勝手に触って、画面のパスコードを適当に押しているのだから、笑ってしまう。将来が恐ろしい!
赤ちゃんは、スポンジのようにどんどん物事を吸収していく。白い画用紙に色をつけていく、とも言える。
早稲田大学の加藤諦三名誉教授曰く、
「笑顔で子どもをお風呂に入れながら『気持ちいいね』と話しかけてくる母親と、黙ってお風呂に入れている母親とでは、子どもの心の成長は違ってくる」と言う。
「ふだん使っている言葉の意味を五感と共に教えるのが心の教育である」とも。
子育てといい、教育といい、まずは「育てる側」が、心を尽くして関わる事が大切。
勿論イタリア人の親は思い切り子供に声をかけていると思うが、たまにママさんが携帯電話を見ていると、ツインズは大声で叫ぶ。やはり自分に注目して欲しいのだろう。
私はママさん、パパさん以上に彼らを抱っこしているので、やはり満たされたい時にやって来る。不思議だなあと思う。眠かったり、気持ち的に不安になったりイライラしたり、抱っこしてあげると安心してまた遊びに行く。
最近眠るのはゴスペルの指導者であり師匠のTinsagu Projectの曲がお決まりだ。
「トンコリキケリ」の鳥の囀り、木が擦り合うような音がすると、ハッとなったように静かになり耳を澄ませ、徐々にリズム、そして師匠の美しい歌声が眠りを誘う。「ヤイテカテカラ」は一緒に口ずさむ私の声まで聞き入ってくれる感じ。「ていんさぐぬ花」のショートバージョンでこっくり。
毎回キッチンで仕事をしながらママさんにも聞こえているようで、あの曲はなんなの?と言われ思わず師匠たちのCDをプレゼントしたくらいだ。
アイヌに沖縄民謡が子守唄。イタリアで超異文化の日々。笑 ツインズの更なるパワーアップが恐ろしくもあり、楽しみでもある。
それにしてに母がよく、孫は(母が)60歳までにしてね、と言っていた意味がよくわかる。私の場合、空手をやっている分、一般フィフテイーズより体力があると言えばあるし、消耗品しているといえば消耗しているのかも。苦笑
限界に挑戦か?爆


