夏休み突入 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

コロナ禍の中、2020/21年度が昨日終了した。

 

この9ヶ月の間、どれくらい対面授業が出来たのだろう。

 

次男は今年度から高専の専門クラス(機械化)が始まったのだが、上の学年から落ちてきた留年生も結構いるようで、また親のwhatsAppグループは申し訳ないが、くだらない文句ばかりの10ヶ月だった。

 

長女長男が通った高校は、古典課や理数系で、その学生の保護者がうるさいのは教育熱心なのか?それだったら仕方ないと思っていたが、高専とて同様。でも意外に、授業内容が云々というよりも、とにかく学校の運営、教授軍にケチをつけ、埒があかないとすぐに校長に直訴。自分の子供の態度は顧みず、よく言うわ!という内容ばかりだった。そのうちのほとんどがイタリア人で、そこで意見を言わないと放任とみなされるのも癪だったが、今年は黙って傍観していた。

 

とりあえず次男は赤点なしに無事進級。どれだけ力がついたのか疑問だし、高い教科書代払って、その半分以上は使ったのかどうか。また来年度の教科書のオーダーを入れなくてはならないが、新規で買うのも馬鹿馬鹿しいな...と思うのは私だけだろうか。

 

私が家を空けている10ヶ月間、ゲームに明け暮れているのではないか?と心配していたが、スケートボードにはまり込み、毎日4−5時間、休日だと食事もせずに9−10時間も練習している様子だった。トレーニングは欠かさず、小さい頃からぼてっと太っていた彼が、嘘のように痩せて締まり、けれど、足だけはすごい筋肉になっていた。帰宅すると疲れ切ってゲームさえしなくなったのだから、すごい変わりよう。勉強も最低限ではあっただろうが、短時間でかなり集中して頑張っているようだった。また、ファッションまでこだわるようになっていた。やはり変わるもんだなあ。以前はメルカートのアラブ系の衣類のお店や中国人経営のお店で買った下着や靴下も平気で文句もいわずはいていたのに...爆

 

学校最終日は、スケボーの友人の家でフェスタ及びお泊まり。ついに夏休み突入だ。たまらない... 

 

今年は帰国もしないし、私も仕事があるわ、でかわいそうだが、またまたスケボーにのめり込むのだろう。

 

余談だが、ミラノでは夏休みが始まり、市や教会、宣教会などのサマースクールも始まった。一日中、プログラムいっぱいで低価格で預かってくれるが、さすがに今年は(も?)コロナの影響で人数制限はあるようだ。私も仕事があるから無理と言ったものの1日だけオラトリオにボランティアでお呼びがかかった。何をするかは未定。

 

ちなみに、来年度(2021/22年度)は9月13日始業夏休みは3ヶ月超えているではないか!その他の休みは下記の通り。

 

クリスマス休暇:  12月23日ー2022年1月6日

カーニヴァル休暇: 3月4-5日(ミラノのアンブロジアーノ典礼の場合。ローマ典礼地域は2月28−3月1日)

復活祭休暇:       4月14日(木)ー19日(火)

学年末:       6月8日まで

 

夏休みがやってくると、なぜか毎年中島みゆきの「あたいの夏休み」と思い出す。

 

🎶Summer Vacation あたいのために

Summer vacation 夏 翻れ

 

だから あたいきっと勝ってる夏休み

 

何に勝っているのか?何に勝ちたいのか...

 

コロナに勝って、世界が、街が、そして私ももう少し心身ともに余裕のある生活をしたいものだわ...