タータ日記 〜 その10 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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タータを始め、丸3ヶ月が経った。

 

そして双子ちゃん、気づいたら生後10ヶ月が過ぎていた。(実際は予定日よりも5週も早く生まれている!)二人のハイハイはますます早く行動範囲が広がって来たが、特に弟の方は、ベビーベッドの中でまだ不安定ではあるものの、柵に捕まって立っているではないか!

 

ボックスの中でもすでに手すりの部分に捕まり、どうよじ登ろうか?常に上を見上げネットに足を掛けようと試みている。そこは足をかける場所はないが、腕力がついて来たら何をするかわからない。ベビーベッドでさえ、足の親指と人差し指指をちょっと幅がある柵にどう挟むか偶然だったかもしれないが、指を挟んでいる様子を見た時は驚いた。

 

高いところから距離感さえわからない床に対し、向きを変えて足から降りようとする。

 

誰も教えないのに、日々ついてくる知恵の成長の速さに驚かされる。

 

まだ意味が完全にわかっているかはどうかは不明だが、「マンマー!」と叫ぶようになった。やはり何があってもマンマが1番。どんなに私と遊んでいたり、眠くてウトウトしていてもママさんが近くを通り過ぎると、もう大騒ぎ。よく母が、孫たちを見ていても最終的には私でなければダメ!ということで「母親には叶わないわね」と言っていたが、まさにそう言った感じ!

 

そういう意味では、ママさんやパパさんの行くところを追う「あと追い」も始まったわけだが、私でさえ視界から見えなくなると大騒ぎ。ある意味、私との絆の表れだろう。嬉しいなあ...たまにママさん方のノンニ(おじいちゃん、おばあちゃん)がやってくるけれど、どう反応していいかわからず、私の顔を見て泣くに泣けない顔をする。笑 これまた可愛い。 親日家のおばあちゃんは、私のことを”T子さん”と呼んでくれるが、さすがにT子さんには敵わないわね...と言われるが、私と一緒の時間の方が長いから仕方ない。これも人見知りの現象だろう。

 

また指先もかなり器用になってきて、以前は手のひら全体で物をつかむ熊手のようだったが、最近は小さい物を見つけては親指と人差し指でつかむようになった。こんなにちっちゃい物まで気づくの?と思うが、彼らの視点というのは非常に面白い。

 

そして、家にはなぜかゴミ箱がキッチンに一つしかなく、非常に不便なので、スーパーの広告などを貯めては立体箱を作り貯めている。そこに拾った髪の毛やお菓子の食べ屑やら細かなゴミを入れ、たまるとそのまま捨てているが、彼らはその箱さえ好きですぐに壊してしまう。挙げ句の果てに粉々にしてしまうのだが、小さい子供は紙を破くのが好きらしい。あの音が好きなのか、破く感覚が好きなのか...。

 

紙には破りやすい方向という物があるのだが、あらかじめ切り目をつけておいてあげるとビリビリ敗れるが、たまにうまくいかないと、口で挟んで紙を引っ張り始めたからすごい!と思ってしまった。

 

彼らの日々の成長から目が離せない!