このコロナ禍、約1年2ヶ月という間、物理的に、そして精神的にもどうしてもついていけず空手の稽古を休んでいた。
今月から空手の公園稽古が始まり、土曜日の午前中、週1ペースで参加し始めた。ちなみ次男は土曜日は高校の授業があるので不参加。
自転車で片道15分くらいの距離。先日は10分で着いた。それだけでかなりいい運動になる。
来月からはいよいよ道場が再開する。結構長い間休んでいたので、今の公園稽古は体慣らし、というか勘を取り戻すのにちょうどよい。膝の調子もよいし、原因と予防法もわかったつもりだ。
休んでいる間に、コツコツ稽古を続けていた人たちにどんどん追いつかれ抜かされていったが、以前だったら焦っただろうが、どうぞ、どうぞ私は自分のペースで、稽古を通じ、己を見つめ、己を正し、その繰り返しで己と技を磨いていくのだ。
今まではいい年をして、若者並みの運動量だったが、さすがにもう無理だ。壮年シニア女子にはその年齢なりの稽古の仕方がある。体の軸がぶれず、しなやかで正確に。心も一緒。
いい意味で、この1年強という時間は、私自身リセットするのにかかった時間だと思う。悲しみや苦労も多かったが、そういった感情と付き合いながら、心が空の時もあったが、ちょっとやそっとでへこたれてはいけない精神、前に進む力がついたように思われる。
余談だが、今年の月心会イタリア本部でのモットーは「遊戯三昧」。(「ゆげざんまい」)嫌なことでも、やることそのものを楽しむ意味があるが、何よりも空手は修行。己の向上を目指し、一生歩み続けるものだからこそ「樂」しみながらした方が良いのだ。
楽しみだ!
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