エキストラバージンオリーブオイルとして販売されている多くのオリーブオイルは、実際は偽物であるということが、今回ローマ税関独占庁の化学研究所と共同で実施された”Il Salvagente”の調査により判明した。
"Il Salvagente"とは、食品に関する月刊誌で、賞味期限のみならず、添加物やアレルギー物質、食品の保存方法云々食品表示に関する内容を検証し、消費者のためにガイドブックともなる雑誌であるが、今回の調査によると、エクストラバージンとして販売していた15社中7社はバージンオイルであり、価格は最大50%割高であったという。
合格したのは、こちら:
Monini classico (voto 9,5, prezzo al litro 5,49 euro);
イタリアではエクストラバージンとして定義および販売されるオイルは、91年に定められた法律によって義務付けられている。(EUReg。No.2568/ 91およびその後の改正)要求される化学的パラメータに準拠し、パネルテストに合格する必要があるというのだ。
ちなみに、不合格となった7社対象メーカーに罰金が科されたそうだ。
ところで、国際オリーブ協会(以下IOC)では、9種にオリーブオイルが細かく分類されるそうだ。
例えばバージンオリーブオイルだけでも1)エキストラバージンオリーブオイル、2)バージンオリーブオイル、3)オーディナリーバージンオリーブオイル、4)ランパンテバージンオリーブオイルと細かく分かれる。
オリーブオイルの中でもっとも品質が高いのはバージンオリーブオイル。オリーブの果実を搾って濾過しただけの、科学的な処理を一切用いずに抽出されたオイル、いわゆる一番絞りだ。その中で本の一部だけのオリーブオイルだけが、エキストラバージンオリーブオイルの表示を許されてるそうだ。
余談だが、日本の市場は、世界と日本でエキストラバージンオリーブオイルの基準が異なるそうだ。実は、世界の多くの国々がIOCに加盟し、その基準によってオリーブオイルを区分けしている中、日本だけはIOCに加盟しておらず、JAS(日本農林規格)の基準に合わせてオリーブオイルを区分けしているので、他の国よりも多くの偽物のエキストラバージンオリーブオイルが出回っているようだ。
IOCとJAS、2つの基準を比較すると、酸度と酸価について大きく異なるという。IOCは100gに酸度0.8%以下のオイルのみをエキストラバージンオリーブオイルと定めているが、JASでは、酸度ではなく酸価基準が設定されており、オリーブ油と精製オリーブ油に分類され、オリーブ油は酸価2.0mg以下のものと定められているという。そのため、世界基準では「エキストラバージンオリーブオイル」の条件を満たしていないオイルが、"本物"として日本のお店の商品棚に陳列されているという。
酸価しか書いていないオリーブオイルの場合は、酸価×0.503という計算方法で酸度を知ることができるので、IOCの基準内であるか確認した方がよいかもしれない。
ところで、オリーブオイルの色は、実の品種の違い、熟成度合い(収穫時期)によって黄色だったり緑色だったりする。決して緑だから品質が高いというものではないらしい。また、光に当たると酸化しやすいので、プラスチックではなく、遮光性のある瓶がよい。
イタリアでは離乳食からオリーブオイルをたっぷりかける。オリーブオイルが人体に無害であることは、地中海地方で数千年にわたり食用に使われてきた事からも明らかなことだ。
北イタリアのスーパー・エッセルンガのオリジナル商品がコスパがよくてちょっと見直した。次から変えてみようっと。









