足元にインパクト | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

「足元を見る」という言葉があるが、一般的に「相手の弱みにつけこむ」というような使い方をする。

 
そもそも、「足元を見る」とは、昔、旅をする際、車や公共機関がまだなかった時代(水戸黄門に見るように)皆歩いていたわけだが、駕籠かきや馬方は、旅人の足元を見て、疲れ具合を判断し、料金を吹っ掛けた、というのが語源。疲れていれば誰だって、少しくらい高額のお金を払っても楽をしたいと思うもの。その、「人の弱みにつけこむ」という、いただけない話が由来なのだそうだ。
 

また、プロのホテルマンやCAも相手の靴を見て判断することがあるというが、末端の靴まで思考が回るかどうか、それは相手の人柄を見るには、あながち間違っていないかもしれない。

 

余談だが、私は靴下には子供の頃からこだわりがある。もともとは、母が買ってきてくれた靴下を履いていただけだが、常にインパクトがあった。色物のソックスでフリンジが付いていたり、レースものも多かった。

 

それは大人になっても同じで、靴下には結構気を使った。また、今でも帰国の度に母が、靴下を買っておいてくれる。やはり日本製は丈夫でいいが、母が選ぶシースルーの靴下はこれまたそこそこ目立つものばかり。イタリア人によくどこで買ったか聞かれる。そもそも彼女たちは足が大きいから、シースルー系のデカサイズはないのだ。😥

 

と言うわけで、私自身靴下好きだから、通りすがりの、特に同性の足元をちらっと見てしまうことが多いのだが、逆に私の足元を見て、次に私の顔を見る人が多い。後ろから抜かされて、わざわざ振り向いて顔を見ていく人もいる。何か?苦笑

 

「ママ、いい年して、いい加減にしてよ!」と子供達に言われるが、最近、毎朝自分のお弁当と足元の画像がやたら増えてきた。

 

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まったくもって自己満足の世界だが、足元にインパクト。一日を楽しく過ごしたい。