Loop 螺旋 〜 葉山芸術祭 2021 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 
葉山といえば、神奈川県三浦半島の西側、相模湾を望む海岸。御用邸、保養地、別荘、ヨット...石原裕次郎。そして小泉純一郎元総理親子...と思い浮かぶが(両家は遠い親戚らしい)、文化的地域としても知られている。
 
明治以降、首都圏への適当な距離、温暖な気候、里山と漁浜の自然、江ノ島・富士山・夕日の景観、開放的な住民感情などの好条件の元、文学者、絵描き、音楽家、またその愛好家が多く集まり、居住するところだという。
 
93年にこの街で、「豊かな自然の中に人と芸術の息づく街を‼︎」のメッセージとともに「葉山芸術祭」が始まったのだそうだ。
 
そして、ミラノからママ友でもあり、芸術家(声楽家、絵描き、ジュエリー作家)でもある彼女たちがユニット・螺旋を組み、葉山芸術祭に初参加。
 
デビュー作の”LOOP”が昨日、配信され、感動を受けた。

 

 



LOOP。

歴史は波のように繰り返す。

重なり合う二拍子と三拍子、東洋と西洋、女性性と男性性、陰と陽。

 

太古の昔崇拝さていた女性性は、虐げられ

その輝きは時代の中波に消えてしまったように見えた。

近代ヨーロッパで生まれた生産性を最優先とした合理主義な限界に達し、地球は悲鳴をあげている。

 

直感力、神秘性、癒し、自然との深い繋がりと共存、そんな力を世界に取り戻そう。

ハンマーで叩きだされる破門音 女性の苦しみ、悲しみ、喜び、そして情熱。

声により世界は調律され、光が広がり、世界の波動は上昇する。

色によって表現される調和 

男性性と女性性の平和な統合

 

世界は平和な静寂に包まれる  (youtube映像の解説より引用)

 

まさに、神秘的。

 

そして、天地創造をイメージしてしまう。

 

神は天地を想像された。地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。(創世記1:1-2)

 

混沌、つまりカオスとはギリシャ語であり、ギリシャ人の考えた、宇宙発生以前の全てが無秩序、つまり混沌とした状態と考えられているのだが、ギリシャ神話における原初の神なのだそうだ。 オルフェウスによれば、このカオスは有限なる存在全てを超越する無限を象徴しているという。 カオスの名は「大口を開けた」「空(から)の空間」の意味を持つという。

 

このコロナ禍で自然環境や各々の生活環境がゆっくり、時に激しく変化している。その変化の中で、何かしらつぶやき、何かしらの表現によって活力を生み出し、環境と自己とのバランスを保っている人は多いのではないだろうか?

 

宇宙のリズムと波動共鳴し、螺旋の彼女たちの知性と波動から溢れてくる癒しのエネルギーにただただ脱帽。表現の交流が多様なつながりを育み、地域の芸術・文化意識の深まりや成長を促し、私たちの世界を豊かにして行く。

 

 

●飯田貴子(絵)

www.iidarte.com/

www.instagram.com/iidarte/

www.facebook.com/takako.iida.7/

 

●小里明子(声)

youtu.be/channel/UCEk-67ybug7vwJXXaQAQzZw

www.facebook.com/akiko.kozato

 

 

 

●加藤江美(ジュエリー)

www.ovovivi.com/

www.instagram.com/ovovivimi

www.facebook.com/emi.kato.9279

 

 

●ダビデ・ルッソ(カメラマン)

youtu.be/c/NellaVillaRecordingStudio/videos

www.instagram.com/nellavillarecordingstudio/

 

5月1日(土)には、ミラノTAKEDA KATSUYA DESIGN オフィスがYouTubeにて配信するという。

youtu.be/channel/UCBrRCbM5rRZ2ghof21IoLxg

 

 

 

 

 

 

Hazama (団体名)

狭間 敏/Ristorante Hazama料理長

秦 郁禾/陶芸家

飯田 貴子/画家

竹田 克哉/Takeda Katsuya Design代表 インテリアデザイナー

 

徳田 大介/フラワーアーチスト Atelier Tokuda代表

望月 貴文 /木象嵌職人 Zouganista代表

Davide Russo/カメラマン

小里 明子/音楽

 

楽しみだ。