やっと春らしくなったミラノ。
来週からイエロー・ゾーンになってさらに人がどっと外に溢れることだろう。どうなってしまうのやら...とはいえ、現在我が家のアパートは外壁工事のため、雨戸は閉めたまま(流石に週末はあけているけれど)であり、日当たりは悪いし、暖房は切れ寒いし、改めて家に籠るのは心身共に良くないと実感。
シッター先のご夫妻は普段は全く家から出ず、一日中PCの前。買い物も全て配達。あれは体に良くないなあと思う。奥さんは細かく愚痴も多いが、大らかで冗談いって流せるご主人、夫婦のバランスも大切だなあとつくづく思う。ちなみにご主人が昼食、夕食すべて作っているからすごい!(その他の家事は全部私がしているけれど。苦笑)
ところで、次男はACミランのオフィスがあるカーザミランの前の広場でスケートボードをしており、時折ビデオを撮っているのだが、先週撮ったビデオにタイチー(太極拳)をしているグループが見えた。よーく見ると、以前ついていたマエストロではないか?確かにあの近くに住んでいるという話だった。
早速、彼に数年ぶりに電話をしてみた。何年か前に所属していたスポーツクラブのデモストレーションが路上であり、見に行ったところ、「タイチーは一番最後だよ」、と言われていたが、彼は姿を表さなかった。その時、メッセージは送ってみたが、それ以来だろうか?
週一でカーザミランで練習をしているとのことだった。一緒にいた男性は、以前私に会ったことがある、と言っていたが、申し訳ないが全く記憶になく。
お互いの近況を話、ちょっとだけやってみないか?と言われ、型のハーフバージョンをやってみた。6,7年ぶりだっただろうか?全然覚えていないと思ったが、意外に体がついていく。それでも、どうも気の流れが体現できない。
ところで、『剛柔相済』という武術用語がある。
「柔よく強を制し、剛よく柔を断つ」という意味。
「柔よく強を制し、剛よく柔を断つ」という意味。
「鋼」と「柔」では全く意味が違うし、質も違うが、剛と柔が、お互いに助け合うことで『技』ができる。剛と柔のどちらかに偏ると、技にならない。
気の流れは、丹田に気を貯め、外部からの圧力と刺激に柔らかく対応できる、つまり「オン」と「オフ」。「張り」と「緩み」。あーそういえば、空手でもよくオン・オフと言われていたことを思い出した。
弾力性のある鋼。
いわゆる柳のようにしなやかな強さ。外には柔が現れ、内には鋼が住む。それは人間性にも重要なことであろう。
「柔」は変貌自在の強さ。風に吹かれても、何食わぬ顔をして、柳のようなしなやかさ、柔らかさを持ち合わせていたい。
