子守唄考察 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

子守唄といえば、🎶ねーんねーんころーりーよ、おころーりーよー...だろうか。

 

とはいえ、子供達を寝かせる時は、いつもブラームスの子守唄を聞かせ、常にそれが鼻歌になっていた記憶がある。

 

次男が生まれた時には、ママ友から世界の子守唄の本とCDを頂き、これはよく聞いた。...が歌詞はわからないが、どれも暗い曲ばかりだった。だから眠くなるのか?明るい子守唄など意外にないのかもしれない。

 

 

 

ちなみにこの本で紹介されていた日本の曲はアイヌの子守唄であった。

 

 

一般的に「子守唄」というと、母親が赤ちゃんを優しく寝かしつける穏やかな歌や音楽を想像するが、意外に日本の子守唄は、親が歌うのでなく、幼くして故郷を離れた子守りの娘が歌ったものも多い。となると、子守唄というより守子唄というべきであろう。 これらは彼女らが自分の辛さを歌ったものゆえ、歌詞も曲調も暗いものとなりがちであり、中には恨みをぶちまけたり、世間を辛辣に皮肉ったものなどもあるという。こわっ!

 

シッター先の双子ちゃんに(我がゴスペル隊・ガナリアの指導者である)師匠とギタリストのヴァルテルの「竹田の子守唄」を聞かせてみた。これまた、親元を離れて子守奉公を行う幼い守子の辛い心情が描写されている。すーっと寝てくれたので慌てて携帯を切った。シャッフルでそのあと、「花笠音頭」とか「おてもやん」などがかかろうものなら、目を覚ましてしまう!爆

 

 

守りもいやがる 盆から先にゃ
雪もちらつくし 子も泣くし

盆がきたとて なにうれしかろ
帷子はなし 帯はなし

この子よう泣く 守りをばいじる
守りも一日 やせるやら

はよもいきたや この在所越えて
むこうに見えるは 親のうち

 

ところで、こちらはイタリアの子守唄。綺麗な曲なので耳にはしていたが、やはり詩をみてびっくり!

 

 

Ninna nanna, ninna oh,
questo bimbo a chi lo do?

Se lo do alla Befana
me lo tiene una settimana.
Se lo do al al Bove Nero
me lo tiene un anno intero.
Se lo do al Lupo Bianco
me lo tiene tanto tanto.

Ninna nanna, nanna fate
il mio bimbo addormentate!

 

ニンナナンナ ニンナオー

この子を誰にあげよう?

ベファーナにやったら

一週間離さない

黒牛にやったら

丸一年離さない

白オオカミにやったら

長い間離さない

 

ニンナナンナ ニンナオー

私の子供を眠らせて!

 

はじめ、「この子を誰にあげようか?」と言うフレーズを聞いて、聞き間違いだと思ったくらいだ。また、黒牛が黒人であったり、白オオカミが白人というバージョンもあった。ちなみにベファーアは老婆の魔女。しかも、自分の子供がさらわれるのではなく、母親が彼らに渡そうとしているのだから、恐ろしい!あまりにも寝てくれないから、怖い人にあげちゃうよ!という脅しの曲なんだろうか?だとしたら怖すぎる...!!

 

 

私が好きなのは、これだな。爆