私が帰国中、フランス人の友人であるジョスリンがよくご飯やらデザートを作っては我が家に運んでくれていたらしい。
彼女は、私がミラノに来て初めてできたママ友(19年来の友人!)で、長女の幼稚園時代、長女とはクラスの違うママさんだった。
そして、それこそ、まだ次男が生まれる前に、私がパートで働いていた時、セミナーの準備などで夜遅くまで残業の時は、当時幼稚園児だった長男を引き取って家でご飯を食べさせてくれたりしていた。
私の不在中、夫がフランス料理のブランケットと呼ばれるいわゆるホワイトシチューのようなものを半分冗談でリクエストしていたらしいのだが、使用する牛肉の部分の名前がわからない、とかイタリア語で何て言うのか、娘に聞いてから作るから...と言われていたが、まあそこまでしなくても、と気にしていなかった。
しかし、彼女がいきなり料理を持ち込んできた!
...といってもすべてできているのではなく、途中のもの。
まずは、鍋から煮てある野菜を出して、瓶に入っているスープを入れ、温めながら卵の黄身を二個いれてホワイトシチューにするよう指示された。
また焼くだけでいいよう準備されていたグジェール。いわゆるシューで中にチーズが入っている。
すぐに鍋を返したかったが、私は平日の日中は留守なので週末でもいいか?と思い、メッセージをいれたら、もう既に夫とはやりとりができていたようで、鍋などは受け取ったと言われた。其の際、中華食材店で購入したバームクーヘンをお礼に渡したようで、非常に喜んでいた。(私は全く関与しておらず...) 其の際、彼女がくれたというレシピ。(以前彼女にはすべて習っている代物なのだが...!)
また、先日、仕事が終わって帰宅途中、同じアパートのおばあさんから電話が入った。翌日ご主人が病院に検査に行くのだが、娘が車で迎えに来るが、階下まで車椅子を運ぶのを手伝ってもらえないか?ということだった。私は仕事で不在だが、夫かオンライン授業の次男が都合がつけばやってくれると思う。といって、直接連絡を取ってもらった。
すると、其の翌日にそのおばあさんが、お礼にといって昨年作ったというグリーントマトのジャムを持ってきた。そういえば、上記ジョスリンがよくグリーントマトのジャムを作っていたなあと思い出す。私はトマトは食べるが、トマトジュースはだめ。どうもあの青臭さが苦手なのだ。だから、先入観かもしれないが、グリーントマトジャムも青臭そうなイメージがあって手をつけたことがなかった。が、意外に、美味しいよ、という人が多く驚いた。FBに写真を載せたら、翌日にあった同じアパートのパパ友が、ジャムの中でグリーントマトジャムが一番好き!と言っている人もおり驚いた。そうなの?
収穫される未熟のトマトを ダイスカットし、よく煮込む。歯ごたえのある食感と繊細なアロマは、決してトマトとは思えない。ただ、砂糖が多く、かなり甘かった。ヨーグルトにいれ、2日ほど食べたが、終わりそうもない。なので、ビスコット生地にジャムをはさんで焼く、イタリアの焼き菓子であるクロスタータを作ってみた。
最近はどうも、体が疲れて甘いものが欲しくなる。ブドウ糖は体の大事なエネルギー源だから、血液中のブドウ糖が少なくなる=血糖値が下がると「エネルギーが足りない!」と脳がブドウ糖を補給しよう!となり、甘いものが欲するのだろうが、砂糖依存症にもなりやすいから要注意だ。この1年で徐々に、そしてミラノに戻ってきたら、どっと体重が増えたので、今は毎日体重とウエストを測って表にし管理している。なんとか元に戻さなければ!
とはいえ、友人、ご近所さんとは持ちつ持たれつ。見返りは求めないが、それでも予想外の頂き物は嬉しいもの!






