春うらら | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 地元パロッキア前の桜が開花した。

 

 

 
 近所のモクレンも開花。
 
昨日の1日寒かったが一夜明け、麗かな春。
 
満開になる前の花々の姿が好き。春を待ち徐々に開花する姿は、希望に満ちている。
 

ところで、毎年この時期、中学の卒業式で『うららかに春の光が降ってくる』という曲を歌ったことを思い出す。(あれっ小学校だったかな?爆)

 

春の空が晴れていて、陽射しが穏やかに照らされている。そんな春の雰囲気に巣立っていく。まさに春うらら。

 

春うらら、『春』という季節が持っている明るさや気持ちよさ、のどかな様子を的確に表現している。因みに、この「うらら」の語源は、古代に使われていた「うらうら」という言葉なのだそうだ。江戸時代の国学者である大石千引氏によると語学書『言元梯』の中で、「うらうら」は「ゆらゆら(寛々)」が転じたものとしていて、ゆらゆらは「ゆったりとした」といった意味と考えられているのだそうだ。つまり、ゆらゆら→うらうら→うらら。

 

春麗ら、と書くがひらがなの『春うらら』の方が好き。冬の張りつめた空気が少しずつ暖かくなり、桜が少しずつ咲き始める、優しく柔らかな感覚。

 

イタリアは春からいきなり暑くなってしまうので、この柔らかい穏やかな一時を味わっていたい。