3月6日は両親の結婚記念日。
昨年両親は結婚55周年を迎え、その直後父は逝ってしまった。娘としては、少なくとも父の誕生日と結婚記念日を迎えられて良かったと思う。
それにしても、親の誕生日や結婚記念日を迎える度に、自分の命の奇跡を思う。
...一人の人間が生まれるためには、両親が必要で、その両親が生まれるためには、それぞれの両親4人が必要である。そのように辿っていくと、10代遡るならば1024人の親が必要となる。そして、両親から、10代前までの人数を足していくと、なんと2046人!
また、20代遡るならば1,048,576人の親が必要で、その人数を足していくと、2,097,150人!!もちろん、その中では、養子縁組など血のつながりがない人もいなくはないだろう。しかし、その中のたった一人の親が欠けても、「私」という人間は存在しない。私たちの命は奇跡の命であるのだと改めて思う。(しかし、10代前、20代前っていつの時代よ!)
また昨年3月30日にすでに事実婚ではあるのだが、将来を見据えて敢えて入籍を決めた友人がいたが、このコロナ禍で急遽延期されてしまった。
日本から『結婚どうなった?』と聞くと『ボーっ。でもまあ何も現実は変わらないんだけどね。』とサラッと言われた。そして、ミラノに戻ってきて、彼らに会いしつこいようだけれど、『いつ結婚するの?』と聞くと、3月6日に決まったと言われた。両親の結婚記念日だから絶対忘れないわ...といったものの、このコロナ規制である『濃いオレンジゾーン』化によって、どうなってしまったのか?『結婚できそう?』と昨日メッセージを送ると『明日14:30だよ。でも家族5人だけでね。』と返事が来た。もともと参列は無理、と言われていたが、それでもなんとかして駆けつけたいな...と思っていたが、このご時世下手にウロウロするのもまずいだろう。『写真を送るから』と言われた。
このコロナ禍で『コロナ離婚』というのも急増していたようだが、今年に入り、結婚も増えてはいないが、離婚も増えていないようだ。
星の王子様のサン=テグジュペリの言葉に
愛とはお互い見つめあうことではなく、共に同じ方向を見つめることである
とある。深いわ...とはいえ、会社も組織も同様だろう。
父の晩年は体が思うように動けなくなり、イライラしていることも多かったようで、母に出て行け!ということも何度かあったようだ。それを聞く度、誰に言っているのか?と腹が立ったが、まあそう言わせてしまうのも病気のせいだから...と母が言っていた。同じアパートでもやはり体が思うように動けなくなってきて、奥さんを怒鳴りつけているご主人の声が度々聞こえてくる。その度にあゝ...と思ってしまう。
人に歴史あり。結婚生活皆いろいろなものを背負って生きているのだな...と改めて思う。忍耐なくして進めないか...「命の奇跡」修行だな。