友人Tちゃんから彼女の愛犬・あんこの洋服を作って欲しいと頼まれた。
しかし、犬を飼ったことがないから、犬が服を着ることってどうなのだろう?と想像したことがない。暑くないのか?鬱陶しくないのか?作るとしても、どんな品質が良いのだろうか?まったく未知の世界。
ちなみに今まで動物というのものを飼ったことがなかったので、動物愛というものがわからなかった。(最近は我が家のハムスター、ハムスティのお世話係になってしまったが、それでもまだ手で触れたことがない)だからといって、両親も動物を飼った経験がないか?というとそうでもなく、両親とも子供の頃犬を飼っていたというから驚いた。
ところで、あんこはラブラドール。結構なおばあちゃんだそうで、体も大きく、市販のLLサイズの洋服ではぱっつぱつで可愛い服がないという。そのぱっつぱつの洋服を借りてきたが、下の部分を5センチ、上の部分を7センチ伸ばして...と言われたが、実際のあんこを長年見ていないし、胴回りがどれくらいなのかさえ、想像つかない。そこでメモが送られてきた。
そりゃないわ...
ネットで編み方を調べてみたが、チューブのように編めば良いというわけではないらしい。この増減はどうやって編むのだろう?足の部分の穴は?人間のセーターと同じというわけにはいかない。毛糸もどうしようか?
もう少し細かいデータを送ってもらった。爆
そうしたら、数年前、特別目的もなく買っておいたところどころループ状になっているグラデーションの純毛が4玉出てきた。Tちゃんの好きな色。あんこにも似合いそうだわ。最近、毛糸の整理をし、バッグにでもしようか、と思い、処分しないでおいてよかった。とりあえず背中を包む部分を長方形に編んでみて、腹部の部分で調整しようと思った。
とりあえず、首の周りが60センチ。一番太い腹部の部分82センチまでどれくらいのゲージで増やしていこうか見ながら、同時に首のハイネックの部分は色を変えて編み始め、こんな感じでどう?と画像だけ送信。「イヤーん、これは⚪️⚪️(私のフルネームの省略形)の世界!」
出来たら、お揃いで何か欲しい!というリクエストもあり毛糸が残ったので、マフラーを編んだら、それでも1つ残ったのでベレー帽にしてみた。多少余った糸でポンポンにし帽子の頂点に取り付けようと思ったが、自分でかぶって鏡でみたら、あまり可愛くない。しかも大きな出べそのようだ。ちょっと遊びを表現したい、と思い、ポンポンの紐を長くし、頂点に結びつけ、歩くとぶらんぶらん揺れる形にしてみた。
着せてあげたら大喜び。作っていた私の匂いでも付いていたのかな?しばらく私のところにきて、感謝でもしてくれているのか、ぺろぺろなめられた。
一緒にいた友人に、「本当は犬ダメなんでしょ?」と聞かれた。ダメっていうか未経験ね。「でも好かれるでしょ?動物に。あと子供とか...」そうそう。あと爺さんに。爆
早速Tちゃんとあんこの散歩の様子が送られてきた。
ちなみにこちらは3年前のTちゃんの誕生日に作った布製バースデイ・カード。あんこのシルエットをくりぬいてみた。
来年用に腕をあげなきゃね。









