ミラノ コロナの現状 その5 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

先週からミラノがあるロンバルディア州はレッド・ゾーンからオレンジ・ゾーンになったのだが、先々週のレッドというのは、どうも州が”Rt”(実効再生産数)の計算間違いをし、規制がされていたという話だったが、そんなことで驚いてはいけない。ここはイタリア!そんなのイタリアあるある話である。苦笑

 

実効再生産数は一人の感染者が次に平均で何人にうつすかを示す指標であるが、Rtが1より大きいと、感染が広がる状況を示し、1より小さければ収束していく状況だとわかる。感染者数の動向に加えて、実効再生産数がどのように変化しているかを見ることで、より多角的にコロナの感染状況を考えることができるというが、本日のロンバルディア州は、PCR検査を受けたのが34.156 人。そのうち陽性者が1.900 人。ミラノ県が531人、そのうちミラノ市で212人ということ。まだまだ警戒を怠ってはいけない状況だ。

 

とはいえ、来週2月1日月曜日よりイエロー・ゾーンに変わることになった。

 

規制事項はこちら:

 

州/自治県を越えた移動は禁止。    
自治体(コムーネ)をまたぐ移動は禁止。    
自治体(コムーネ)内での移動も禁止。
5時から22時の間、最大2名で、同一州内に所在する私的住居(一軒のみ)への移動が1日に1度のみ許可される。

飲食サービス業の営業は5時~18時まで。持ち帰りサービスは22時まで(バールや飲料のみ販売する小売店の持ち帰りサービスは18時まで)。宅配サービスは制限なし。

美術館、博物館、図書館などは月~金(祝日を除く)、規定を遵守した上で開館可能。

ジム、プールは閉鎖続行。

 

それにしても、コンテ首相の辞任。そこでマッタレッラ大統領がコンテ氏を再び首相に任命...とコロナ対応を始め、課題が山積のイタリア(まあ、日本も似たり寄ったりか?)。もうすぐ春なのだから、明るく、心穏やかに過ごしたいものである。