新型コロナの感染拡大を受け、イタリアは1月14日首相令が発令され、4回目のロックダウン実施となった。(本日1/16-3/5まで効力を有する。)
しかも、ロンバルディア州は再びレッドゾーン。(1/16-1/3まで)
前回からの変更点が数点あるが、基本、学校は中学2年生以上はオンライン授業になり、外出は必要最低限以外は認められない。必要があって外出する場合も、氏名・住所などの他、外出理由・行き先の住所などを細かく記載した自己申告書を携帯。違反すれば400~1000ユーロ以上の罰金。食料品店・薬局・雑誌スタンドなど生活必需品以外の販売は禁止。レストラン・バール・ジェラテリアなどは、営業禁止だが、デリバリー・テイクアウトは22時まで可能。自治体(コムーネ)内においては、1日1回に限り、5時から22時まで、最大2名で1軒の私的住居に移動することが許される。その際、親権を有する14歳未満の子女、同居している障害者または介助が必要な者を同行させることが出来る。人口5千人を超えない自治体(コムーネ)から30kmを越えない範囲での移動は、県都への移動を除いて、許可される。理髪店・美容院・クリーニング店は開けられ、公園での散歩も許可されている。
また、ロベルト・スペランツァ保健相は、2021年の1月末までに最初の34万回分を接種予定(2回の摂取が必要なので17万人分)と発表した。
ロンバルディア州内には65カ所、ワクチン接種の中心となるハブ”HUV"を設け、そこを拠点として150ヶ所の接種施設、高齢者養護施設などへ供給していく。1日あたり1万回分が用意され、1万5000回分までの供給を目指すという。
接種対象者は下記の4グループ。
第1グループ
医療従事者と病院のスタッフと介護スタッフ、養護施設や高齢者施設の入居者とスタッフ。80歳以上の高齢者。
第2グループ(この時点で人口の15%)
重症となるリスクの高い人、免疫不全、基礎疾患、虚弱。60歳以上。学校関係者と教師。
第3グループ(この時点で人口の50%)
学校関係者、一般的な労働者(スーパー、薬局、運送など)。執行機関、教師と学校職員、重要な公共サービスプロバイダー、地元の公共交通機関の運営者、刑務所職員など。
第4グループ 上記以外の人たち。イタリア国民のみならずイタリア在住の外国人も当てはまる。ただし、義務化はされていない。
それにしても、クリスマス時期に人の往来を緩めたため、感染者数が一気に急増し、第二波の歯止めが効かなくなってしまった。(そんなの想定できたのではないか?)一定期間の規制で感染が落ち着くはずもなく、再び外出などの規制をせざるを得なくなってしまった。
そろそろ1年。児童生徒の学校もこのままあっという間に学年末か?
ワクチン接種の強い効果が表れるまでは、with コロナ、ウイルスと共存するしかないのだろう。
せっかくそろそろ自主隔離も終わるというのに、この先数カ月もまた非常に困難な展開に遭遇するだろうか。いい加減、勘弁してよ...
