朝の祈り 夕の祈り | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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朝日を拝む人はいても、夕陽を拝む人はいない」という言葉がある。
 
夕日に照らされた空を眺めていると色々な思いが湧いてくる。一日が無事に終わった安堵感と充実感。そして感謝の念。明日への活力を頂く瞬間でもある。
 
今までそんなことを考えた事があっただろうか。
 
これもまた、このコロナのせいで感じられるようになった事なのかもしれない。
 
朝に希望。夜に感謝。
 

朝の祈り

新しい朝を迎えさせてくださった神よ、
きょう一日わたしを照らし、導いてください。
いつもほがらかに、すこやかに過ごせますように。
物事がうまくいかないときでもほほえみを忘れず、
いつも物事の明るい面を見、最悪のときにも、
感謝すべきものがあることを、悟らせてください。
自分のしたいことばかりではなく、
あなたの望まれることを行い、
まわりの人たちのことを考えて生きる喜びを
見いださせてください。アーメン。

 

 

夕の祈り

一日の働きを終えたわたしに、
やすらかな憩いの時を与えてくださる神よ、
あなたに祈り、感謝します。
きょう一日、わたしを支えてくれた多くの人たちに
たくさんの恵みをお与えください。
わたしの思い、ことば、おこない、おこたりによって、
あなたを悲しませたことがあれば、どうかおゆるしください。
明日はもっと良く生きることができますように。
悲しみや苦しみの中にある人たちを、助けてください。
わたしが幸福の中にあっても、
困っている人たちのことを忘れることがありませんように。アーメン。