またまた次年度の目標を立てる時期がやって来た。
これは私が所属する空手の道場の年始恒例行事である空手の初稽古の「千本突き」の際、壁に各自目標を張り出すために、予め目標を考えなければならないもの。
本来はそれを所定の模造紙に書き「千本突き」の際、道場の壁に張り出すのだが、いやはやこのご時世、初稽古もzoomでのオンラインとなり、各自が目標を紙に書いて準備することになった。
しかし、さあどうしたものか。
今までは、空手に関したことを具体的に書いてきた。過去には自分に厳しく、そして自分に打ち克つことを目標としてきたが、もう少し有益に、そしてかなり自分的には背伸びをして、昇段審査に必要な8つの型のマニュアルを書こうと決め、昨年出来ず今年も引き続き決めた割に、いざ書き始めると、どこまで詳細に書くか?文章の難しさにつまずいた。
マニュアルを書くということは、何よりも自分自身が立ち方から突き、受けなどの名称はもとより各々を正確にわかっていないと書けないもの。
とは言え、実際、棒術を覚える際、映像と文章化されたものを見つつ予習していたが、意外に他人様が書いたものを100%理解するのは難しいものだ。
自分が分かっても他人様が理解できないものじゃ意味ないか?いや、誰のために書くのか?自分がわかるものならメモでいいか?細かすぎたり大雑把すぎたり、どこまで求めるか?結局は自分の要所要所のまとめでも良いか?と自分で納得、自分で完了。苦笑
さあさ、来年はどうする?
たとえコロナ禍でも生活は自粛しても、夢や目標は自粛することはない。
基本は、初心に戻りつつ、既存の考えを回転させた生き方を模倣していかないといけないだろう。
今年受けた苦しみ、悲しみをバネに。試練があってこそ、その恵みの大切さがわかる時が迎えられることだろう。
健康第一。そして柔軟心。柔らかくて、真っ直ぐな心を持って謙虚に、自分をごまかさずに生きていきたい。
余談だが、この日本滞在中、意外にミラノのご近所さんや聖歌隊メンバーや空手仲間からしょっちゅうメッセージや電話をもらった。日本人同士だと意外に気を使って聞けないような事でも、イタリア人は好奇心で色々と聞いてくるのだが、それはそれで憎めず可愛いものがある。愚痴やらたわいものない事を言ってくるが、皆母の健康や私の帰りを心から願ってくれている人達だった。気にかけてくれると言うことは嬉しいものだ。だから私も人には声をかけてあげられる人でありたいと思う。
結局具体的な目標は、まだ湧いておらず。ミラノに戻ってみないとピンと来ないからだ。しかし、覚悟が決まると人は強くなる。だから、人生も楽しめる。思い悩んで答えが見えないのなら、一度小さくてもいいから覚悟を決めてみると、見えてくるものがあるのかもしれない。
人生には思いもよらぬことが起きるもの。肩の力を抜いて柔軟に「私の生き方」を見いだしていこう。
