放射冷却 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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朝の冷え込みが日に日に厳しくなる季節となった。朝、布団から出るのが辛い。
 

ところで数日前、ミラノの家族から初雪の画像が送られてきた。FBでのミラノの友人も雪の画像を載せている人が多かった。

 
また、あたり一面霧と霜が降りた野の画像をアップしている人も数人いた。
 
そうだ。我が家の近所も午前中は歩道は凍り、敢えて雑草の上を歩くと霜が降りており、サクサク言っていたことを思い出す。
 
いわゆる「放射冷却」現象だ。
 
熱いお茶の入った湯飲みやコーヒーに入ったマグカップはそのまま置いておけば冷める。それも湯飲みやマグカップの放射冷却。これは物が熱を出して(放射)冷える(冷却)ことだ。
 
地球も又、熱が宇宙に放出し冷える現象が気象情報で「放射冷却」と表現されている。地球上の地面が冷えるために地面の近くの空気が冷えて気温が下がる。風が弱く、雲のない晴れた夜は特に熱が出ていき冷えこむのだそうだ。
 
夜に星や月などがよく見える日の翌朝はグンと冷え込むので、霜柱日和といえるだろうが、心臓には悪い悪い。寒い朝は血管が収縮し血圧が上がりやすいため、非常に危険。朝の寒暖差には気をつけよう