パネットーネ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

イタリアでクリスマスの伝統菓子と言えば、パネットーネかパンドーロ。

 
パネットーネの発祥の地はミラノ。アントニオというパン職人が作ったもので,パーネ•デル•トーニがパン•デル•トニ、そしてパネットーネになったとか。
 
この時期、スーパーやパン屋さんは、パネットーネやパンドーロの山。
 
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学校での催し物や教会の集まりでも必ずと言っていいほど、切り分けられたパネットーネやパンドーロが振る舞われるが、さすがに今年は控え気味なのだろうか?
 
一つはだいたい1キロ。毎年この時期の4ー5個は食べる。糖分摂りすぎか?
 
ちょっとパサパサ系のものでも、食べる直前暖房の上に袋ごと置いておくと、何気にしっとり感が甦る。
 
いろんなドライフルーツやらマロングラッセ、クリームたっぷり系と種類は豊富だが、やはりオーソドックスなレーズン、オレンジピールの入ったものが好き。以前友人に頂いたグラッパにつけられたレーズンたっぷりのパネットーネ、それはそれはしっとりとしており,甘さ控えめ,これなら一人で1キロぺろり!というくらい美味だった。
 
ところでイタリアは、クリスマスイヴは家族で過ごし、夜中のミサにあずかり(流石に教会離れしているとは言え、参列者は多い)、また25日のクリスマスも然り、という習慣は日本の大晦日や元旦の雰囲気に似ている。
 
大抵我が家はこの時期、夫が日本出張中だったり、子供を連れて旅行中が多く、また子供達は大きくなると、彼・彼女の家に招待され、お母さんもどうぞ、と誘われるが、私は夕方のミサで歌い、食事は友人宅へ招かれ、また深夜ミサで歌う、と言うのがクリスマスイヴの恒例だった。ミサはま夜中に終わり、参列者と共にパネットーネやパンドーロをスプマンテで頂く。
 
12月のバイトのシフトが出て、なんとかクリスマスの前夜ミサ(夕方だけど)にはあずかれそうだ。帰宅したらささやかにパネットーネを食しよう。
 
さすがに、日本で、美味しいパネットーネを見つけるのは難しいし、しかも高い。そんな中日本の老舗パン屋さん「ドンク」でミニパネットーネとミニパンドーロを発見!
 
 
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まずはミニパネットーネ、パネットンチーノをトライ。
パネットーネに飽きたら、ケーキに変身。
 
パネットーネを小さく切り、牛乳に浸す (パネットーネ1キロに対し牛乳1リットル) 砂糖、ドライフルーツ類を適宜。無糖ココアパウダー1袋。200度のオーブンで1時間焼くだけ。しっとり美味しい。やっぱり糖分摂りすぎだな。