「パンとサーカス」という表現がある。ラテン語: panem et circensesは、詩人ユウェナリスが古代ローマ社会の世相を揶揄して詩篇中で使用した表現で、権力者から無償で与えられる「パン(=食糧)」と「サーカス(=娯楽、見世物)」によって、ローマ市民が政治的盲目に置かれていることを指摘した。
国際オリンピック委員会のバッハ会長が来日され、選手村やメインスタジアムとなる国立競技場を訪問された。
開催に向け、会長も日本の政府側も盛り上がり実現の方向に進んでいるが、どうなのだろう....何かもやもや感が残る。
もちろん選手たちの今までの努力や思いを思うとぜひ開催して欲しいと思うが、なんだかな....
ヨーロッパは再度ロックダウン中。昨日イタリア人の友人数人と電話とチャットで交流したが、彼らやその家族、知人などかなり知り合いが感染しており、数ヶ月経ってもいまだ後遺症を抱えている人もいた。
長女に電話したら、周りは皆んなそうだよ。ただ自宅治療。かかってないのはうちくらいだよ、と言う。もちろんそれは彼女の周りでの話で、大袈裟な表現であろうが、やはりアジア人である何かが違うのか?
あんなにイタリアだけは苦しい思いをしたのだからウイルスを抑え込んだ!と思ったが、夏休み多くの人が国境を超えた後でじわじわ、そして一気に感染が拡大した。
そしてついに日本もじわじ感染拡大中。
また、来年のオリンピック後、菅政権の成果として衆院を解散すれば、選挙に勝ったことになり政権が長期化すると言うことか....
「パンとサーカス」。十分なパンも与えられず、無理なサーカスで国民の生活にしわ寄せは来ないだろうか?
希望を持ちたいがどうも不安が先に出る...
ぼやきました。
