今が旬 〜 柿 その4 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 
先日干した柿は近所のお宅の庭で取れたものらしいが1週間干して非常に甘くなった。
 
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以前、柿はあまり好きではないと思っていたが、柿好きの母に付き合い、いろんな産地の柿を食べ比べ、最近やっと美味しいと思えるようになってきた。
 
柿の里で育ち、初夏の柿の花だか実の生臭さや熟しすぎて、道端に落ちる柿ベチャの甘酸っぱい匂いがトラウマだったのかもしれない。
 
ところで日本の伝統の色に「柿色」と言うのがある。
 
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名前の如く、柿の果実のような鮮やかで濃い橙色の事。しかし、一口に「柿色」と言っても柿の実の色にちなんだ色の系統と柿渋で染めた色の二系統に分かれると言う。
 
「照柿色」
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照柿とは、赤みがかった濃い橙色で、熟した柿の皮の色に似ている。
 
「柿渋色」
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渋くやさしい色。柿渋で染めた赤みのある茶色。
 
「柿茶色」
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茶色に含まれる黒色を減らし、実際の柿の色に近づけた色。
 
段々と寒さが厳しくなり、色みの減ってゆく晩秋に、温かな彩りを加えてくれる。
 
 
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話は飛ぶが、愛媛の愛宕柿を近所の人と一緒に取り寄せた。愛宕柿は果実の大きさは300g~350g程の大きめな渋柿。釣り鐘状で先が細く尖っているのが特徴的で表皮は艶のある明るいオレンジ色。果肉も同じようなオレンジ色で、脱渋されたものはほんのりと適度な甘みで、さくさくした歯ざわりが楽しめるがどのような干し柿になるだろうか?楽しみだ。