くさびだから
1番大事な
ところへうつ
くさびだから
みえないように
うつ
相田みつを
くさびとは、
① 堅い木や鉄で作った、断面が鋭角三角形の道具。木材や石材を割るとき、すき間に差し込んでゆるみをつめるとき、重い物を押し上げるときなどに使う。責め木。
② つなぎ目が離れないように、二つの物にまたがらせて打ち込むもの。(「明鏡国語辞典」参照)
1 木や金属で、一端が厚く他端に至るにしたがって薄くなるように作ったもの。木材・石材を割るとき、重い物を押し上げるとき、差し込んだ材が抜け落ちるのを防ぐときなどに用いる。責め木。
2 車軸の端の穴に差し込んで車輪の外れるのを防ぐ小さな棒。
3 二つのものを固くつなぎ合わせるもの。きずな。「共通の危機感が両派の分裂を回避させる―となる」(「大辞泉」参照)
また、隙間を広げて物を割る 物と物とが離れないように周囲から圧迫する というまったく逆のような目的になり、なるほど!と思う。
しかし、本来、くさびを打つことには接合を強固にするという目的もあるが、叩いて入れ込んだり、二分したり、比喩的に仲を裂こうとして間に邪魔を入れる、つまり「割る・分断」意味にもなりかねない。その辺は微妙だ。
ちなみに、「くさびを刺す」は、後から問題にならないよう約束を改めて確認するよう「念を押す」と同じ意味の慣用句。
人と人との繋がりにおいても本当に大事な心遣いは、人に知られずに行ってこそ意味がある。また良いと思ってしたことが逆に、関係や状況を悪化させてしまう事もあるだろう。
余談だが、サッカーでは前線の選手が相手DF を背負う形で受け、攻撃の足がかりとなるプレーを「クサビ」のプレーと言い、そのときの後方からの縦パスを「クサビ」と呼ぶのだそうだ。興味深い。
分断するくさびより、私達には人と人とを結び付ける「接着剤」や「絆」「融和」が必要だろう。(あれ、どこかの国のどなたかが言っていたような...)
