季節を愛でる | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


気象庁は、昭和28年以降、季節の移り変わりや気候の変化を伝えることを目的として、花の開花や動物の初鳴きなど「生物季節観測」を行い、公表。
 
梅や桜の開花や鶯、アブラゼミの鳴き声を初めて聞いた日やツバメ・蛍を初めて見た日などを公表し、季節の進み具合や、気候、気象状況の推移の把握、生活情報として知るのは、ある意味楽しみでもあった。
 
それが、今回気象庁は「来年令和3年1月より生物季節観測を見直す」と発表した。しかも、34種あった植物は6種に減らし、動物観測は完全に廃止するというではないか!
 
「鶯の初鳴きが観測されました。」と言われれば、あ〜春が近いなあと思うものだろう?風流だなあと思うし、子供たちの感受性を豊かにさせるためのヒントでもあったのに。泣
 
「シオカラトンボ」「とのさまがえる」など小学生の頃習った限りだが、懐かしい気持ちになる。

しかし、近年では、気象台周辺で都市化が進むなど生態環境が変化し、標本とする植物の確保や対象の動物を見つけることが難しくなってきているのだそうだ。

ちなみに今後観測に残る植物は「桜」「梅」「楓」「銀杏」「ススキ」「紫陽花」の6種。

気象庁は、「季節が感じられる身近な情報として、長年、多くの種類で公表してきたが、やむをえず今回の判断となった。一部の植物は今後も観測を続けるので引き続き参考にしてほしい」としている。
 
余談だが、普段帰国しているのは夏だけだが、父の逝去とコロナ禍とはいえ、既に日本滞在8ヶ月。春から夏、秋と駆け抜けて冬に突入しようとしているが、季節の花々、虫や鳥の鳴き声に癒され、自然が生み出した豊かさ、素晴らしさをじっくりと味わっている。
 
私たち人間も、自然の一部。自然が織りなす美や偉大さを認識した時、ありのままの自分を受け入れられるのではないだろうか?
 
あるがままに生きる。自分は自分。それが大事。
 
いつでも私はそのまんま。