自然からの贈り物 〜 赤い実 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

毎年夏の帰国ばかりだったが、春先からずっといるので、地元の秋ならではの山道の散策を楽しんでいる。
 
特に秋は可愛い実りをつける草木に目が止まる。冬の入り口に実りの時を迎える秋の実は、植物によって様々な形や彩を見せてくれるのが嬉しい。
 
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ガマズミの赤い実が鮮やか。写真を撮っていると、すれ違ったお婆さんに声をかけられ、「実は裏にも可愛い花が咲いているんですよ」、と言って教えてあげたのが、こちら⬇️
 
 
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ツリバナ。5月上旬、吊り下がる小さな愛らしい花が咲いていたが、実が徐々に大きくなりパカッと音を立ててくす玉のように割れ、しかも5つに裂かれ赤い実が釣られている状態。
 
お婆さんも、「私も撮るわ」と言って携帯電話を出されていた。「この先に椿がありましたよね?」と聞くと、「そう、今、実が割れ始めているわよ。」と教えてくださった。
 
夏の終わり頃に、姫リンゴか?と思うような実がなっていたが、春先に椿が満開であったことを思い出した。
 
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すでに実の色は変わり、割れて中の種が落ちてるものも多かった。
 
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そして、再び蕾も出来ているではないの!
 
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帰宅して調べてみたら、椿の開花時期は、11月~12月、2月~4月なんだそうだ。
 
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上記お婆さんに教えてもらったが、椿は「椿油」で有名だが。種に良質な油が含まれている。石で砕き火をつけると非常用のランプになるとおっしゃっていたが、そうなのだろうか?実験した人たちのレポートによれば、どれも種を細かく砕いた後、蒸して油を搾り出す、と言うことだったが...。
 
他にもこんな実も見つけた。
 
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こちらは柿。
 
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小学生時代の通学路は、そころ中柿がいっぱいで、熟してくるとべちゃっと路上に落ちて潰れており、柿ベチャと呼んでいた。甘酸っぱい匂いが漂い、そのせいか柿は好きではない。(母は干し柿を作るけれど。しかも愛媛から柿を取り寄せて。爆)
 
紅葉と実ものを探しに散歩に出かけてみませんか?