花に癒されて 〜 香りの記憶 金木犀 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

imageimage

 

 

香りが記憶を急に呼び起こすことがある。

 

それを「プルースト効果」と呼ぶのだが、この帰国中、何気に五感で蘇ってくる記憶の多いこと!特にこの臭覚、香りの記憶に目覚め足を止めることが多い。

 

最近、散歩中にマスクをしていても???と感じ周りを見回し、やっぱり!と思ったのは銀木犀だった。その数日後辺りから、姿は見えなくても感じる香りがある。それは金木犀。

 

そして昨日、今日の秋晴れで一気に開花した模様。

 

母曰く、子供の頃の、汲み取り式トイレの脇にはいつも咲いていた金木犀の光景が蘇るというが、ゴージャスな甘い香りの花の印象とは裏腹に、咲かせる花は、小さく慎ましい。

 

そんなところから、金木犀の花言葉である「謙虚」「謙遜」につながったのだろうか?また、季節の変わり目に降る秋雨の中で、潔く全ての花を知らせることが「気高い人」という花言葉の由来になっているという。。

 

それにしても、一度嗅いだら脳裏に焼きつくほど、香りの記憶というのは強烈だ。そして、香りはアロマテラピーにも利用されるほど、脳と体に直結している。金木犀というと、子供の頃の”爽やかサワデー”のイメージが強烈だが、実際の香りは、甘く癒される感じ。香りの効能とは、覚醒•興奮作用をもたらすものと、リラックス•鎮静作用を促すものがあるという。

 

金木犀は一瞬強烈な香りだが、どこか精神を安定させ、イライラや不安を軽減してストレスを小さくさせるリラックス効果がある。

 

今朝、家を出たらぽわーんと金木犀の香り。辺りを見回すと、あったー!!

 

 


何とマンション3階くらいは悠にある高さ。と言うことは、私の子供の頃からあった樹木なのだろうか?私の記憶にある金木犀の香りはこの木だったのだろうか?

 

 

今更気がついて懐かしいやら、ボケすぎて恥ずかしいやら...。

 

🎶別にき〜みを求めてないけど 横にい〜られる〜と思い出す 君のド〜ルチェ&ガッバーナーの その香水のせいだよ〜

 

...って かの瑛人氏の楽曲『香水』のあの一節もまさにこのプルースト効果、香りの記憶なのよね〜。

 

金木犀 ロックで飲みたい 桂花陳酒

 

 

 

https://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11864408615.html