早期発見が重要!テッポウムシにご注意! | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

テッポウムシとはカミキリムシの幼虫で、樹木の幹を食害する。

秋口に土を掘り起こし、新たに種を撒こうとすると、白いグニュグニュモコモコとした塊(始めはカブトムシの幼虫かと思った!)を見つけ、ギアーっ阿鼻叫喚。自然に反射的にスコップでそのまま幼虫を外に投げ出してしまう事多々。

カミキリムシは、6~7月頃に飛来して株元に卵を産みつけるという。幼虫が活動する時期は6月から10月、まさにこの時期!そして、冬の間は木の幹の中で幼虫のまま越冬する。

ミカンやバラなど樹木・果樹・草花まで、幅広く食害してしまう。実家では何十年もかけて大きく育てたハイビスカスは影かたちもなくった。

今回もゼラニウム、マツバボタンが全滅。なんで元気がないの?と思ったら根っこが全て食い荒らされていたのだ!

あまりにもグロテスクなので画像は辞めておく。苦笑

母曰くここ数日テッポウムシを2ー30匹見つけて処理したそうだ。

これから、来春に向けて球根を植えたいが、要注意だ。テッポウムシに巣食われなくするためには、まず親であるカミキリムシを寄せ付けないに限るが、カミキリムシを全く寄せ付けなくする画期的な方法は、まだ見つかっていないという。

今できることとして、幹などに木酢液を散布しているが、草木炭を株元に撒くのもいいらしい。株元周りへネットを張って覆うのもいいらしいが、とにかく安心はできない。


自然界は、多様な命と共に育まれているとはいえ、病害虫などの外敵から花たちを守るのは、素人には非情に難しい。困ったなあ。