秋の気配 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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暦の上では既に秋だが、まだまだ、蝉は鳴いているものの夜は秋の虫の音色も混ざり始めた。こうやって五感で季節を感じられるのはありがたい。
 
ところで、秋にかけ空の雲の変化を見るのが好き。
 
高いところにできる小さな塊の巻積雲は、さば雲、いわし雲、うろこ雲、ひつじ雲などと呼ばれる。薄くベールを覆ったような雲は、巻層雲。すじ雲とよばれる、ハケで掃いたように見えるのは巻雲。
ところで今日、東京や神奈川、埼玉など関東南部で「かなとこ雲」が見られた。(画像)
 
空高く限界まで発達した積乱雲となり、大きく開いた傘の部分で成長が妨げられている。 金属加工に使う作業台「金床」に似ていることから「かなとこ雲」と呼ばれているそうだが、この雲が見られる真下ではゲリラ豪雨となっていることが多く、激しい雨に加えて落雷や突風など注意が必要だとのこと。
 
また、夕焼けも綺麗な季節だ。
 
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以前も書いたが、夕焼けのメカニズムは、真上から太陽が当たる時はすべての色が透過し、中でもよく散乱する青い色が目立つ。

そして、夕方になると、太陽は斜めの角度から差し、太陽光は昼間より大気の層を長く通過することになる。大気の層を長く通過すると、青い色は届かなくなり、残った赤い色が目立つようになり、夕焼けとなるそうだ。
 
🎶黄昏は風を止めて
千切れた雲はまた一つになる
...
大いなる川のように
時は流れ戻るすべもないbyオフコース
 
なぜか深い郷愁に駆られる...