とうもろこしの美味しい季節となった。
地元のスーパーへ行くと、「朝採りとうもろこし」というのが、皮付きで売られていて、自分で皮をむいて袋につめる。一本198円だが、絶対失敗しない。甘味の強いいわゆるスイートコーンだ。
ところで、マヤ、アステカ文明はとうもろこしを主食として発達したといわれ、米や麦と並び古来より重要な穀物として栽培されていたそうだ。その後コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、世界各地で栽培されるようになったという。日本では明治時代、北海道開拓を機に本格的な栽培が始まった。
とうもろこしは、糖やデンプンなどの炭水化物が多く、野菜の中では高エネルギー食材。胚芽の部分(粒のつけ根の白っぽい部分)に、ビタミンE、B1、B2、カリウム、亜鉛、鉄などの栄養素が詰まっている。また、コレステロール値の低下作用をもつリノール酸が豊富。腸を綺麗にする効果のあるセルロースが多く、食物繊維の宝庫といわれている。
南米で、とうもろこしといえば、トルティーヤやタコス、チップスに加工され、イタリアではコーンスターチをお粥状にしたポレンタ、として食す。けれど、私はシンプルにゆでたとうもろこしが好き。
また、興味深いのは、地域によってとうもろこしの呼び方が違うということ。
「とうきび」「とうきみ」/北海道、東北、中部地方、四国など
「なんばん」「なんば」/近畿地方、愛知、岡山、山口など
「とうみぎ」「とうむぎ」/宮城、福島、茨城、栃木など
父の実家のある岩手県では「きみ」と呼ばれており、ところどころに黒い粒が混ざっており、子供心に気持ちが悪い!と思った記憶がある。
とうもろこし→とうきび→きび→きみと変化したのだろう。
とうもろこしの甘さを120%引き出す美味しいゆで方は、水から皮付き、ひたひた水に漬け、沸騰しないように中火にして3~5分茹で、薄皮を通して見える粒が黄色く鮮やかになったら茹であがり!
野菜なのに甘~いとうもろこし。漢字で「玉蜀黍」と書く。夏の風物詩として定着しているとうもろこしだが、俳句の季語は、なんと「秋」。しかし、「とうもろこしの花」は、夏の季語。しかも、俳句に詠まれるのは雄花だと知った!
もろこしの雄花に広葉打ちかぶり 高浜虚子
この夏、何本とうもろこしを食するだろうか?笑
http://www.toumorokoshi.net/history.html
