小暑 2020 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

熊本県で観測史上最多の雨量を記録した。豪雨によって球磨川が氾濫し町が水没してしまった。熊本県を始め、福岡県・佐賀県・長崎県にも「大雨特別警報」最大級の警戒が促された。

 

梅雨の恐ろしさを強く感じる7月。しかし被災地の辛さをコロナは配慮さえしない。

 

久々の日本の夏。蒸し蒸しし、髪は広がり曇り空の日が多く、いい加減青空が恋しい。それでもFBでイタリアの友人たちが載せている海や山の風景に癒されつつも、どこか異次元の世界のようにしか感じられず。

 

ところで、今日2020年7月7日は二十四節気の一つ『小暑(しょうしょ)』。
いよいよ暑さが本格的になる頃という意味だ。

 

セミが鳴き始める頃で、小暑から立秋(8月8日頃)までが『暑中』となり、暦の上では暑中見舞いを出す時期に入る。
 

小暑の頃に訪れる七十二候は、「温風至(あつかぜいたる)」「蓮始開(はすはじめてひらく)」「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」の3つ。

 

「蓮始開」は、その名のとおり蓮がゆっくりと蕾をほどき、花を咲かす頃。花が咲く時、ポンッと音がするそうだ。
 

 

 
今年の夏は海どころかいつミラノに戻れるのだろう。
 
ただただニュースを見て、大雨による洪水や土砂災害のため、避難されている方々、また救助に当たっておられる方々の健康と安全を、そしてこれ以上被害が広がらないよう祈るばかりである。