野に咲く花のように | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

野に咲く花のように 風に吹かれて
野に咲く花のように 人をさわやかにして
そんな風に 僕達も生きてゆけたら すばらしい
時には 暗い人生も
トンネルぬければ夏の海
そんな時こそ
野の花のけなげな心を知るのです

野に咲く花のように 雨にうたれて
野に咲く花のように 人をなごやかにして
そんな風に 僕達も生きてゆけたら すばらしい
時には つらい人生も
雨のちくもりでまた晴れる
そんな時こそ
野の花のけなげな心を知るのです
ルルルル…ルルルル… (by歌:ダ・カーポ  作詞:杉山政美/作曲:小林亜星)

 
最近友人から「花と葉で見分ける野草」という本が贈られてきた。いわゆる「野草写真図鑑」なのであるが、数日前に書いたカタバミ(クローヴァーに似た葉)のことがよく書かれており、読み始めたら、あれっこの時期咲いてる花が沢山載っている....ということで、散歩の供になりそうだ!と思い、母とも近所で見かけた野草について盛り上がった。
 
母が、道端でこの花を摘んできた。色も優しく、非常に可憐に咲く花で一目惚れ。
 
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調べてみたら、「ユウゲショウ」という名前の野草であった。「夕化粧」という名前の通り夕方になると開花するが、昼間も咲き残る。別名アカバナユウゲショウ。北アメリカ原産で、観賞用として栽培されていたものが、本州、四国に帰化。最近、分布を広げているのだという。
 
また、買い物に行く際、みつけた花々。
 
 ヒルザキツキミソウ。 上記のユウゲショウ同様マツヨイグサ属。
 
 芝桜だとばかり思っていたが、イモカタバミ。よーく観ると長い茎の下のほうに三つ葉のクローヴァーのような葉が見える。
 
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カラスノエンドウ。あまりにもくろいので、誰かがタバコの吸殻でも投げ捨てて焦げたのか?と思ったが、果実は熟すと黒くなるのだという。ちなみに炒め物などの食用になるとのこと。
 
 たんぽぽに似たコウゾリナとノースポールギク。
 
 思わずカメムシの集団か?!と思ったコバンソウ。(きもっ)
 
 花は白く、花弁は3弁とも同じ大きさのノハカタカラクサ。(露草によく似ている)
 
「雑草という草はないんですよ。どの草にも名前はあるんです。」と言う昭和天皇のお言葉を思い出す。
 
どの植物にも名前があって、それぞれ自分の好きな場所を選んで生を営んでいる。人間も同じだな。