ミラノ ~ 新たな一歩 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 

 

 

 

 

今年2月にイタリアの北部で新型ウイルス感染者が確認され始めたことを受け、3月10日から全国で厳しいロックダウン開始。

 

死者が夜中にトラックで運ばれていく光景は世界中に放映され、脳裏に焼きついている人も多いと思う。いまだに感染者数は多いが(そりゃあ調べれば、どこの国もまだまだ出てくるだろうが, その数をあてにしてよいかはわからない。)死者も3万人を超え, 欧州では一番だ。

 

そういった中、5月4日から既に、公園は再開され、人数制限した家族の行き来も出来るようになったようだ。また、製造業者、建設業者、卸売業者も再開。

 

学校は依然としてオンライン授業のままで、6月半ばから夏休み突入。新年度は9月半ばからだが、どういった形になるかは、今後の状況次第なのであろう。

 

本来,レストランや美容院は6月1日からと記憶していたが、なぜか前倒しで明日5月18日から営業開始。それでもマスク手袋着用、はもちろん、ソーシャルディスタンスを守って!という条件付。ちなみにミサ聖祭も開始される。

 

上記の画像は、ミラノのシンボルであるドウモの屋上より、ミラノ市長であるジュセッペ・サーラ氏の今日の会見。

 

「私たちはここに、最初の新しい通常の状態に戻る前日もいます。私たちは、もはやそこにいなくなった人、苦しんでいる人、そして私たちの生活を混乱させたこのウイルスに苦しんでいる人を思い出すためにここにいます。私たちはここで、死者を悼む人、または彼がまだ病気であるために恐れているすべての人の近くにいます。私たちは、病気を治療し、痛みを和らげ、最後の一滴まで呼吸、快適さ、そして慰めを与えるために命を犠牲にして日々働いている医師や看護師に感謝します。私たちはここにいます。この数週間で都市を機能させたすべての人々、私たちの眠っている都市の生涯を見守ってきた目に見える、そして最も見えない人々に感謝の意を表します。

 

私たちはこの緊急事態を生きてきて、私たちの都市、家族、子供、最も弱い人々の将来に深刻な結果をもたらすリスクがある社会経済危機に瀕しています。これが私たちがここにいる理由です。なぜなら、ミラノは悲劇的で幸せな歴史的瞬間を生きてきたからです。なぜなら、ここでミラネーゼたちは祈りましたが、何よりも彼らは彼らの都市をユニークにする創意工夫の価値を築きました。今日、これらすべてが必要だからです。しかし、何よりもドゥオーモの上にいるのは、これが私たちの大聖堂だけでなく、世界中で知られている記念碑の純粋な誇りであるだけでなく、突然忠実な観光客がいなくなったからです。ドゥオーモはミラノであり、ミラネーゼの、すべての新旧のミラネーゼの、疲れて大胆な。疑念と不確実性が千もある中、彼らの人生を再び始める準備をしているミラネーゼ全員であるが、私たちの未来とこれらの尖塔から始まる子供たちの未来を築き上げたいという願望が込められています。

 

今重要なのは、慎重と注意を払って、一度に一歩ずつ新しい方法をもって歩むこと。私たちの街に生命と生命を回復させる機会を逃しては行けません。

 

私たちの一部はより楽観的でせっかちですが、ある人たちはもろく、恐れています。しかし、私たちは皆、新しい道があることを理解しなければなりません。私たちは連帯で自分自身を再発見し、特に若者は、おそらく私たちが賭けなかったであろう、とりわけ何よりも私たち自身を驚かせ、自分たちの生活を尊重し犠牲にできる能力を持っています。」

 

最後にサーラ市長は街全体を見守るマドンニーナを見上げ、「私たちは皆、なんとか努力し、慎重に注意と他者への配慮を重ね、街を再燃させようとしています。どうかあなたの眼差しを私たちから外さないでください。」というのが印象的であった。

 

新しい一歩を踏み出すミラノ。今後このロックダウンの緩和が、第二波や新たな問題を引き起こす可能性も無きにしも非ずだ。観光業なくしては存在しえないイタリアの経済。資金不足状態の観光産業はマフィア組織からの攻撃を受けやすいとも言われている。

 

犯罪侵入監視機関による報告書は、観光業とケータリング分野は「高利貸しの被害につながりかねない資金流動性の欠如」に見舞われる可能性があるとしている。またこの報告書によると、マフィア組織は資金洗浄のために、ホテルやレストランなどの経済的に厳しい状況にある事業に投資しようとしている可能性もあるという。

 

悲観的にはなりたくないが、デフレスパイラルの道に落ちないよう祈るばかりである。