深呼吸 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

私達は、この世に生まれ出てから息を引き取るまで、絶え間なく呼吸をして生きている。


呼吸とは、「吸って」「吐く」こと。ごくごく普通のことだけれど、体の中の余分な空気を外に出すことで、初めて空いたスペースに沢山空気がを入れられる。ちなみに、赤ちゃんが生まれた時に、あげる産声。あれは、沢山息を吐き、吐いた分だけ肺に空気を入れるためなのだという。しかし、意外に意識をしてみないと、呼吸は浅く, 鼻ではなく, 口から吸っていたりする。
 

あまりにも当たり前のことだから、忘れがちなのだが、質のよい「呼吸」が心と体を整えるという。そのためには深い呼吸が大切だと...
 
深い呼吸をすることによって、酸素を沢山取り込むことができるようになると、頭はスッキリし、心も落ちつき, 何気にポジティブになっていく。怒り、緊張、ストレスを感じたらまず深呼吸。
 
ところで、映画『ハリー・ポッター』シリーズの原作者J.K.ローリング女史が、新型コロナウイルスの感染症状に悩まされた時に、自身が回復のために実践したという、英医師が推奨するある“呼吸法”を友人に紹介された。何やら新型コロナウイルスに感染したら、肺の奥までしっかりと空気を取り入れることが重要なのだという。
 

<呼吸法の手順>

1. 大きく息を吸い込み、5秒間息を止め、その後、吐き出すという手順を5回繰り返す
2. 6度目に大きく息を吸い込んだら、大きな咳をして一気に息を吐く
(※この時、感染拡大防止のため、上着の内側などで口元を覆う、咳エチケットを忘れずに)
3. 1~2の手順を2セット繰り返す
4.  枕を体の下に置き、ベッドにうつ伏せに寝て、深めの呼吸を意識しながら10分間ほどそのままの体勢で過ごす

 

この方法は、看護師たちが日々、医療現場で実践しているものであり、新型コロナウイルスに感染した人が病状を肺炎へと進行させないため、そして、まだ感染が確認されていない人が、予防として行っても効果があると語っている。ちなみに、呼吸法の実践後にうつ伏せに寝るのは、仰向けで寝るよりも、肺に空気が送られやすくなるからだと説明している。

 

そういえば、聖書の創世記では, 神が塵で人間を形造り, 息を吹き込んだ。人は空気を吸って生きるだけではなく、神の息吹をも受けて生きていると信じたい。

 

人はどんなに忙しくても, 毎日必ず呼吸をしているのだから、一日一回, 一回一息 自分の呼吸を意識してみたらどうだろう?