”善魔” | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

悪魔がいれば, 善魔がいてもおかしくないと思うが、親切のつもりが時にお節介、そして人に迷惑をかける時もある。「小さな親切、大きなお世話か?!」(って私のことですが...汗)

 

今月号のカトリック新聞では、在ローマ日本司教協議会ローマ事務局長でおられるカルメル修道会の和田神父が「バチカンでみた新型コロナウイルス」と題し, 非常に興味深い記事を投稿されておられた。

 

イタリアの国民性として、他人とすぐに関わろうとする人も多く、感染もいろいろな形で広がるのではないだろうか?という可能性を危惧しておられた。それは決して悪い意味ではなく, 信者であるとかないとか宗教観はまったく関係なく、困った人や苦しんでいる人を見れば放っておけない人が多い、ということだ。しかし、場合によっては、それが結果的に自分が感染し、それがまた別の感染を生んだりすることもある、ということだった。人種差別を受けている?またはそう勘違いをし, 助っ人に出たつもりが、逆に相手や周りをバッシングし、必要以上に人を巻き込み負の感情を撒き散らす光景は日常茶飯事だ。


ところで今日友人からメッセージが来た。『釜が崎のふるさとの家からSOSが来ています。公共施設から追い出された方々が、「社会福祉法人 聖フランシスコ会 ふるさとの家」に集まっているそうで、マスクが入らず困っているようで、1枚でも良いので送って下さいとのことです。宜しくお願いします。』 というものだった。

 

その友人にFBでシェアしてもいいですか?それとも心当たりある友人に直接メッセージで拡散したほうが良いかしら?と聞くと、先方から大丈夫だと、お返事を頂いたという。早速FBで「心ある方へ」としてシェアすると、すぐに反応してくれる友人たちが沢山いた。実際に動きだし、また拡散することによって、その先でも送ります!了解です!という嬉しいメッセージがあった。

 

しかし、私自身、恥ずかしながら釜が崎というところがどういうところが知らなかった。東京の山谷よりも大きな地域で、子供の施設などもあるということだった。きっと一定住所もなければ、日本政府が発送しているマスクも届くことがない。私も微力ながらマスクを作り出した。

 

マスク送付先のサイトを読んで, 日雇い労働、野宿をせざるを得なくなった方々の状況が書かれており、目を疑った。

http://kamafurusato.webcrow.jp/

 

今後、新型コロナウイルスが終息しても、世の中は変ってしまうことだろう。未来を語るのもよいが、やはり現在を軽んじることは出来ないと思う。ここは弱者に寄り添う社会を目指したい。

 

感染を防ぐには家にいることが重要だが、マスクや家にある歯ブラシや石鹸などを贈ることが出来れば, 人助けになることにもなるだろう。

 

自分では良いことをしているつもりでも、かえって迷惑な善魔も困るだろうが、今は本当に困っている人たちがいる。自己満足ではなく、、相手の必要性がわかっており、もちろん見返りも求めず。

 

心ある方ご協力お願いします。

 

送り先: 〒557-0004 大阪市西成区萩之茶屋3-1-10 ふるさとの家