2020年復活祭。
ロックダウン中のミラノ・ドウモより世界に向けて希望を伝えるAndrea Bocelliの歌声が配信された。
これはミラノ市とミラノ大司教教区の招聘によるもの。演奏前にはボチェッリは「死に勝利した命への信仰を祝うこの日、ミラノ市と大司教区の招待に”Si”(はい)と答えるのは光栄であり、喜びです。私は共に祈る強さを信じています。私は復活の普遍的なシンボルとしてキリストの復活を信じています。私たち全員、信者であろうとなかろうと共に祈ることが必要です。」と語り、「音楽が生配信されることによって、世界中の人々が手をつなぎ、傷ついた地球の脈打つ心臓を抱きしめることができます。イタリアが誇る“世界の鍛冶場” を抱きしめましょう。寛大で、勇敢で、積極的なミラノの街、そしてイタリアが戻って来るのにそう時間はかからないはずです。それこそ、私たちが知る、勝者のモデル、ルネッサンスの原動力。生命の誕生と再生の神秘を祝うこの復活祭に、ドウモでそれを目の当たりにできることは、私の喜びでしかありません。」と述べた。
オルガンはミラノ・ドウモ専属オルガニスタであるEmanuele Carlo Vianelli氏によるもの。
曲目は、
Ave Maria, CG 89a (arr. from Johann Sebastian Bach, “Prelude” no. 1, BWV 846)
Charles-François Gounod
Sancta Maria (arr. from “Cavalleria Rusticana”, Intermezzo)
Pietro Mascagni
Domine Deus (from “Petite Messe Solennelle”)
Gioachino Antonio Rossini
Amazing Grace
John Newton
Charles-François Gounod
Sancta Maria (arr. from “Cavalleria Rusticana”, Intermezzo)
Pietro Mascagni
Domine Deus (from “Petite Messe Solennelle”)
Gioachino Antonio Rossini
Amazing Grace
John Newton
愛、癒し、そして希望のメッセージが、イタリア全土、そして全世界を感動させたといっても過言ではないだろう。
また、ボチェッリはノーギャラであったが、彼が設立した基金(Andrea Bocelli Foundation)は現在、新型コロナウイルス感染のために働く人を支援するためのキャンペーンを行なっていると言う。https://www.andreabocellifoundation.org/it/#
最後の“Amazing Grace”は泣けた。
”was blind but now I see... ”私達も新たな目で人や物事を見ることができるようになります様に。
