春の満月 〜 スーパームーン | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


 
今日は満月だ、とテレビで言っていた。そうよ、今週末「復活祭」だもの!と思い出した。
 
復活祭は春分の日直後の満月の日曜日だ。よって毎年その日にちが変るわけだ。
 
ところで今回の満月は「スーパームーン」と呼ばれるもので、地球に近い分大きく見え、明るさも30%アップするのだそうだ。
 
それにしても、日本語には月にまつわる美しい言葉が沢山ある。以下、私が独断と偏見?で春にちなむ月の呼称を選んでみた。
 
弄月(ろうげつ)          月を眺めて楽しむこと
春月(しゅんげつ)         春の夜の月
天満月(あまみつつき)   空を明るく照らす満月の別名。
雨夜の月(あまよのつき) 雨の日に雲に隠れた月のようにあっても見えないというたとえ
盈月(えいげつ)       満ちている月。満月
円月(えんげつ)       満月
煙月、烟月(えんげつ)   煙がかかったように、かすんで見える月
朧月(おぼろづき、ろうげつ) 霧などに包まれて、柔らかくほのかにかすんで見える春の夜の月
月夕(げっせき)       月の明るい夜
江月(こうげつ)       河の上にかかる月
皓月(こうげつ)        明るく輝く月
孤月(こげつ)        寂しそうに見える月
湖月(こげつ)        湖水に映った月。湖上の月
 
などなど...月にまつわる呼称は100個くらいあるから驚きだ。
 
満月は月の引力が最も強くなり、また、達成エネルギーに満ちているという。 日光を浴びることで作られる物質にセロトニンというのがある。セロトニンは、人間の精神面に大きな影響を与える神経伝達物質で「レアルアドレナリン」「ドーパミン」と並び体内で特に重要な役割を果たす“三大神経物質”の一つだが、セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れ、暴力的になったり、うつ病を発症する原因ともなるといわれている。そのセロトニンは、月光浴でも作られるそうだ。

 

月を眺めて癒されよう。