パンデミック 〜 ミラノはパニック | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 
 
感染症の歴史は紀元前にまで遡るが、世界中を震撼させている新型コロナウイルスが北イタリアで発覚し、死亡者が出た途端、街が封鎖された!と言う噂が流れたくらいだった。
 
ミラノ郊外の10の市が休校(この時期はもともとカルネヴァーレのため学校が休みのところも多い)、全てのイベント等禁止、宗教行事も同様で、ミサも行わない、と発表された。
 
ミラノ市はまず始めに大学が1週間休校となった。翌日曜日、朝からミラノ市長の動向をチェックしていたら、ついにミラノの学校も2月24日から29日まで休校と発表された。スポーツ関係も全てお休み。よって空手の稽古もなし。(一体私は、空手なしでどうすれば良いのだ?!)
 
ところでミラノ、感染症と言って思い出すのがペスト。1629-31年の北イタリアで、三十年戦争の傭兵たちが持ち込んだペストが大流行し、被害はミラノやマントヴァ、ヴェネツィアといった都市や農村部に及び、当時のミラノの人口13万人のうち6万人が倒れ、北イタリア全体で26万人が亡くなったという。
 
しかし、今回は、地理的に中国から遠いイタリアでの感染者が続々増加。本来日本の総人口はイタリアの約2倍。それなのに、あれよあれよとイタリアは日本での感染者(ダイアモンド・プリンセス号の一件は除く)数を超えてしまった!もう中国人だからアジア人だからとか、どこで、どう感染したなどと言ってられない状況となって来た。
 
また地域もヴェネチア, ベルガモ,トリノ, ソンドリオと,どんどん広がっており、因みに 南の イスキア島では,ロンバルディアからの人を 拒否していると聞いた。なんということ!
 
それにしてもなぜこんなに増えてしまったのだろう?
 
イタリア各地での休校に関する判断は早急で潔いと思うが、何せマスクを嫌う人々。問題は、咳やくしゃみでも口も抑えず、洟はハンカチで噛む人たち。そりゃ恐ろしい!
 

ヨーロッパでは、通常はずマスクは病気にかかっている人がするもので、予防のためにするという意識がないため、マスクをしている人がいると過剰に反応してしまう事実がある。涙

 
マスクが最も効果を発揮するのは咳やくしゃみのある人がマスクをつけた場合だが、風邪やインフルエンザ患者は1回の咳で約10万個、1回のくしゃみで約200万個のウイルスを放出すると言われている。マスクをしたところで、顔とマスクとの間に隙間があるのでウイルスを含んだ飛沫の吸入を100%防ぐことはできないらしい。
 
余談だが、ウイルス自体の粒子径は0.1~0.2μmで、咳やくしゃみではウイルスに水分やほこりが付着し粒子径は5μm以上とやや大きくなるためすぐに短い距離に落下し、空間をただようことはないそう。更に、環境や衣類に付着したウイルスが手によって呼吸器に運ばれ感染する場合もありマスクだけで風邪やインフルエンザのウイルスを確実に遮断することはできない。
 
こちらは、「FFP3」マスク。微粒子用防塵マスクの性能を表す規格の中でも最高ランクのものだと言う。
 
 
ところで、子供たちの学校が休校となり、外出禁止令でも出ようものなら大変だ。お昼に買い出しに出た。結構混んでいたけれど、周りは買い占めているような雰囲気はなく、普通の買い物客のように見えた。とりあえずパスタ6キロ分とトマトソースを数キロ分、そして冷凍用の肉類を購入。自転車で出かけたので持ち帰るにも限界がある。
 
夕方ネットを見たら、多くのイタリア人が危機に備え食料買い占め。スーパーには食材が並んでいない状況だった。
 
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それでも、マスクはしないんだな。と言って今更入手出来ないらしい。ウィルスより、ウィルスに無知なイタリア人に恐怖を感じる。
 
とにかく大切なのは、人混みの中に行かないこと。手洗い・うがいを徹底する。また免疫力を下げないために、睡眠を十分に取ること。
 
また、むやみやたらにに解熱剤や抗生剤は飲まない。痰や下痢や嘔吐は体から悪いものを出そうとしているので、薬でとめないようにしないといけない。
 
そして体温を上げる、血流をよくする、深呼吸をするなどで免疫力を高めることは感染症のみならず、癌などの生活習慣病の予防と治療になる。そして、お白湯を飲むのも良いらしい。いつも月桂樹を入れた白湯を持ち歩いている。
 
心を落ち着かせ、出来る事をし、一般生活に戻れる日を祈るのみ!