長い年末年始のお休みが終了し、ゴスペル<ガナリア隊>のクラスが先週から復活した。
毎回発声練習から始まり、ザ•昭和!70-90年代の歌謡曲で思い出に浸りながら(爆)喉を慣らし、課題曲に入る。(爆)
今日の歌謡曲は杏里の「オリビアを聴きながら」('78年リリース。42年前の曲!)だった。個人的には永遠の名曲だと思っているが、オリコンの記録上では最高位65位、売り上げ5万5千枚と、当時としては決して目立ったヒットには至ってはいないから不思議。
女性目線の恋の終幕曲として、この曲はカラオケでは定番曲の一つだし、私の18番でもあり、歌詞はもちろん見なくてもそらで歌える。
それにしても、毎回歌っていて思うのは、こんな歌詞、よく子供のころ歌っていたね!赤面ものだわ!というものや、これ恨みつらみのストーカーチックじゃない?なんてものもある。なぜ当時誰も疑問を持たずに歌えていたのだろうか?逆に今、そう思うのは、私たちが40、50と人生を重ね、淡い恋なんて何?!みたいになってしまったせいなのか?!爆
オリビアを聴きながら 作詞:尾崎亜美,作曲:尾崎亜美。
お気に入りの唄 一人聴いてみるの
オリビアは淋しい心
なぐさめてくれるから
ジャスミン茶は 眠り誘う薬
私らしく一日を 終えたいこんな夜
出逢った頃は こんな日が
来るとは思わずにいた
Making good things better
いいえ すんだこと
時を重ねただけ
疲れ果てたあなた
私の幻を愛したの
眠れぬ夜は 星を数えてみる
光の糸をたどれば
浮かぶあなたの顔
誕生日には カトレアを忘れない
優しい人だったみたい
けれどおしまい
夜更けの電話 あなたでしょ
話すことなど何もない
Making good things better
愛は消えたのよ 二度とかけてこないで
疲れ果てたあなた私の幻を愛したの
>オリビアは淋しい心
実はこの「オリビア」というのは、当時の大スター「オリビア•ニュートン=ジョン」のこと。1974年のシングル『愛の告白』"I Honestly Love You" が全米1位を獲得、グラミー賞の最優秀レコード賞と最優秀女性歌唱賞に輝いている。『そよ風の誘惑』" Have You Never Been Mellow"など中学生の頃、よく聴いたわ。
>ジャスミン茶は 眠り誘う薬
実は、ジャスミン茶はカフェインが入っているし、利尿作用が強いから、そうそう眠れないよねーとガナリアメンバー。
>出逢った頃は こんな日が来るとは思わずにいた
恋は盲目だからね。視点が平面なのよ。冷静になると立体に見えるのよね。結婚も同じ。いや、冷静だったら結婚してないでしょ?私たち。(とガナリア)でもお互い様か?言いたい放題。苦笑
>Making good things better...
実はこのフレーズ、オリビア•ニュートン=ジョンのアルバム「Making a good thing better」とそっくり!しかし、よく見るとthingが単数と複数と異なる!”good thing"とは何か?愛情であったら、単数形ではないのか?
>疲れ果てたあなた私の幻を愛したの
彼は「疲れ果てた」挙句、彼女の「幻を愛した」と言う。どういうこと?うーん、裏切られちゃったんじゃないの?一時的に浮気されちゃったとか?(私)あー自分の友達に手を出されちゃったとか?あーそういうの、一番許せないよね...と深読みというか、妄想が膨らむ膨らむ...
>誕生日には カトレアを忘れない
カトレアあげるってちょっと異常じゃない?(とガナリア)確かに今でもお高いお花。40年前だったらもっと高価だったはず。
>優しい人だったみたいけれどおしまい
夜更けの電話 あなたでしょ話すことなど何もない
優しい人に見えたけど、夜中に電話してきて、ストーカーっぽかったんじゃないの?だから、二度とかけてこないで、とばさっと切る!(前半のロマンチックな部分とは対照的!) ちなみにこの時代は黒電話だからな...夜更けの電話はさぞうるさく家じゅうに響いたことだろう。
未練どころか嫌悪感さえ感じてしまう。”Making good things better"やはり複数形というのは、彼が求めた愛情と彼女の求めたものはすれ違いだったというか... ?ばっさり切った彼女にとって、すでにその男は「ウザイのよ」という結果に至った。そっか...さすが、私たち、もう切ないとかドキドキすることもないから、こういう発想になっちゃうのかしらね...と大笑い。(毎回、こうやって歌詞の深読みに花が咲く!)
いやいや、おばちゃんにはなりたくないものである。爆
とはいえ、凛と「私らしく一日を終えたい」のは今も同じ。
2011年4月からスタートしたガナリア隊。メンバーも入れ替わりが多少あったが、(また平均年齢も上がったり下がったり...)ついにこの春10年目に突入!!
