立春 2020 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

2月4日は「立春」を迎えた。心を新たに春を迎え、春の気立ちを以って也。暦の上では「春」となる

 

さて、「立春」は、字の通り、春が立つ、という意味で、立春を迎えた頃から気温の底はピークを過ぎ、徐々に春めいた気温や天気に変わっていく。それにしても風の強い日であった。

 

ところでアパートの中庭のマルゲリータが咲き始めた。

 

マルゲリータというと、日本ではピッツァの名前では?と思われるようだが、マルゲリータはいわゆる雛菊の事。

 

また、マルゲリータとは女性の名前でもあるが、その名前は、「真珠」を意味するギリシア語の「Margarites(マルガリテス)」から来ており、元々は「豚と真珠」の「真珠」はパールではなくマルゲリータだったという。それが名前になり、王妃の名前からピッツァになったわけ。花びらが純白で丸く咲く清楚な花姿が、宝石でいうと真珠をイメージさせるのか?

 

気づくと日の入りも、長くなり気分も何気に春めいて来た。ウキウキするなあ。